アメリカの健康保険は面倒で複雑で不親切(で、高料金)
1月
14日
まいった。まいった。本当に、疲れた・・・!!
たった一枚の胸部レントゲン写真を撮影して貰うまでに一体何度電話したことか。何度同じ説明を繰り返したことか・・!!
まずは結果を書いておこう。
とりあえず、受診先は決まり、晴れて胸部X線の撮影も済ませてきた。それまでに電話をした場所というのが、まずはM病院、M病院傘下の某センター、UrgentCare、保険会社、I大学病院傘下のクリニック、I大学病院FamilyCare、その間に職場にも、、、こんなに手間取るとは思わなかった。もっと簡単なことだと思っていた。本当ーーーーに、くたびれた!!
せは、なぜにこんなに複雑怪奇なことになったのかと言うと、それはたぶん健康保険の関係だと思う。保険が利くか否かを無視して受診先を決めるわけにはいかない。UrgentCareは我が保険のカバー対象になってはいたが、わたしの事例では不明だと言う。「もしかしたらレントゲン料金は保険外になってしまうかも・・」そんな恐ろしいこと!どこだと安心して受診出来るのか、加えて、どれだけ保険会社がカバーするのか。そのことをはっきりさせない限り、簡単に予約も取れないのであった。
夫は不在(しかし今回の件では夫もあまり役には立たなかったかもしれない)、自分しか頼れるものはなし。とにかく電話するしかなかった。途中からは開き直ってあちこち電話で直談判のような形。それしか方法がなかったのだ。
最初に予約を入れようとしたM病院のOccupationalMedicineCenterに断られたのはショックだった。理由は、そのセクションは職場を通じての受診しか成されない、個人的な事例には対応していない、ということだった。もし職場が支払いをするのであれば問題なかった。だが、一応雇用されたとは言え、もしもわたしがTB陽性と出たならば、採用は取り消されるだろう。まだ仕事を始められずにいるくらいなのだから。
そこで遠距離ではあったがやむを得ずUrgentCareに連絡をしてみた。オペレーターの女性はわたしの言う話に耳を疑っているような感じ。「ご自分でどこへ電話をしているのかわかっているのか」とまで訊かれた。わかってるよ!!プンプン。怒るわけにはいかない。しょうがなく、これこれこうで、と説明する。職場の上司にUrgentCareに行けば良いのでは、と言われた。保険会社のネットワーク内で見つけたUrgentCareがここだった、云々。しかしどうやらその場所にはX線の設備すらない模様(住所からしてそういう感じはした)。最初のほうこそ、キツく聞こえたオペレーターの女性であったが、わたしの説明を辛抱強く聞いてくれ、途中で何やら調べ確認した後にPrimaryCareを探すのが最善だと思う、と教えてくれた。「それでも尚、受診先が見つからない場合はうちに来てくださって構いません、出来る限りのことはしますよ」とも。ありがたやーーーー。涙が出そうになった。優しいじゃん、アメリカ人。
PrimaryCareを探す前に、念のため保険会社に連絡を入れた。とにかく受診したは良いが後から莫大な請求が届いても困る、と思ったのだ。そこでまた説明を繰り返す。わかったことは、PrimaryCareを探して罹るのが最善。うちがかけているプランによると、年間$200のDeductible 85%Coverというもの。よくわからんが、普通に受診するのと同じ扱いになるよということだろうと推察。これで安心して受診先を探せる。(余談だが、保険会社のオペレーターがprimary careのnetwork physician listをメールで送ると言ったのに、結局送られて来なかった)
保険会社のサイトでリストアップし、とりあえず我が家から一番近い場所の女医を選んで電話をしてみた。が、その女医はもうそこにはいないことが判明(どうなってんじゃ)。事情を説明し、どの女医でも構わない旨を伝えたが、あいにく今週いっぱいはもう空きがないということだった。そこで同じ大学病院によるFamilyCareCenterを勧められる。
最終的に受診先となったのが、このFamilyCareであった。ここでも事情を説明、え?なぜにそんなことが?といった驚きの様子が電話越しに伝わってくるのにももう慣れた頃。まぁ我慢強く探した甲斐があったというものだ、やっと受診までこぎつけた。しかもその日のうちに診てくれると言う。あーりーがーとーうーーーー。神に感謝。
はぁーーー。ここまで記録するのだけでも大変。でも、こんな経験ないだろうと思うくらい貴重だからなぁ。
大学病院のFamilyCareはとても良かった。最初からここに連絡すりゃぁ良かった、と思ったくらい(そういうワケにも行かなかったからなのだけど)。ツ反テスト陽性の理由は過去のBCG接種によるものだろう(というか断定)と。4年前の陰性の話をすると、あり得ない、という表情で笑っていた。やはりナースSはsloppyなだけだったのか、、、!胸部レントゲンによる診断で、仕事のほうは開始可能だからという説明だった。その結果は今日、これから受け取りに行くことになっている。医師から血液検査のオーダーも出たのだが、オーダー方法の入力間違いだったのだろう、採血時間に誤りがあり、昨日は出来なかったので、それも今日あらためて行うことになっている。9時以降に、という話だったが、10時くらいに行こうかと思っている。
昨日は一日中、受診先を探し、受診し、で終わった。犬たちを散歩に連れて行けず、申し訳なかった。帰宅したらすぐにと思っていたのに、辺りがもう薄暗くなってしまっていたのであきらめた。ごめんよD&C!!
夜は軽くパスタを作ってハンターxハンターの続きを見て過ごす(娘がPCにDLしてくれたので画像が綺麗だった!)。
9時過ぎ、夫が一週間ぶりに帰宅し、犬たち大喜び。Cは、これ以上背伸び出来ないでしょう!てなくらい立ち上がってダディに抱きついていた。笑える。