イソギンチャク
12月
9日
友人Rさんは大手術を終え、麻酔からも覚醒していることだろう。どうかすべてがうまくいきましたように。
7時起床。
夫が階下で寝るようになって3晩目だった。昨夜もDと一緒に寝る。あけがたは寒かった。Dのおかげで足下は暖かいのだが、右肩側に誰もいないせいか、すーすーして寒い。Dにも一緒に寝て欲しいのだが彼は(なぜか)ひとりリビングのソファで寝ている。ダディへの忠誠か?
昨日は予報どおりの雪。午前中から降り出し、午後いっぱい、夜もちらちらと降り続けた。
午前中の散歩はわたしひとりで犬たちを連れ雪のなかの散歩であった。このとき(10時半頃)は降り始めだったのでたいしたことはなかったのだが、風が冷たく雪が顔に当たり大変だった。Dog parkまで歩き、そこでボール遊びさせ、ゆっくりと歩いて帰って来てちょうど1時間。距離的にはたいしたことはないがたっぷり遊ばせたので満足だったと思う。2頭とも2回ずつpoopしたしね(朝の分を会わせるとそれぞれ3回!)
午後2時から娘のサークルへ送って行く。わたしはそのつもりではなかったのだが頼まれて仕方なく。が、思った以上に路面が凍っていて怖い思いをした。タイヤが滑るのなんのって。以前の町ではどこで気をつければ良いかわかっていたのだが、ここでは初めての経験。しかも交通量が多い。これからもっとそういう機会が増えるだろう。慣れるしかないとは思うのだがちょっと不安だ。
4時半過ぎ、drivewayの雪掻きをする。雪がだいぶ小降りになったせいだろう、近所の人達も一斉にやっていたので、慌てて我らも。夫に頼むのが癪だったのでわざと頼まずにひとりでやっていたが、残念ながらsnow blowerをスタートさせられず、、、結局後から来てくれた夫がスタートしてくれて、ふたりで行った。やはりこういうときは助け合わないといかんね。つもる思いはさておき、ね。
夕飯に例のChiliを食す。不味。
夫は一体何をどう足したのだろう?正直もうわたしの作ったChiliではなかった。味がない。肉の味も何もかもすっかり抜けてしまった感。きっと辛くするためにあれこれ足して、味がおかしくなったのでそれを隠すために何かしらで薄めたのだろう。そんなところだと思う。ばかめーーーー。夫には、もう二度とChiliは作らないので食べたいときには自分で作ってください、と言ってやった。そんなこと言わずに、と夫はわたしをなだめようとしていたけれど。
夜、娘と一緒にピアノのリサイタル鑑賞へ行く。中国人の男性の演奏であった。3曲披露されたのだがどの曲も知らない曲だったので今ひとつのれなかったけれど、演奏は素晴らしかった。素人なりに楽しめたと思う。それにしても前方に座った女の子の頭が揺れに揺れていて、彼女はきっと寝ていたのだと思う。また、後方の男性の出す雑音が酷い。鼻水をすする、咳を出す、この当たりは生理現象だから仕方がないとは言え、なぜそんな体調のときに来るのか?それから、足を動かす(貧乏ゆすりだと娘は言っていた)ときに靴のキュッキュッという音がする、エンピツだかペンだかをカチカチと鳴らす。なんてこったい!
しかし演奏者の手が見える位置に座ったのは正解だった。あのやわらかい手はまるで海の底で揺れるイソギンチャクのよう。楽器を演奏する人達への憧れは今も昔も変わらない。