9月10日 9月9日午後5時43分 BはPの元へと旅立って行った。 こうなることはわかっていた。 辛くなんかない、Bは肉体の苦痛から解放されるのだ。Pが待っている。だから辛くなんかない。悲しくなんかない。 そう思っていた。 思っていたのに、やっぱり、辛い。 詳しいことを書く気にはまだなれない。 昨夜は娘とふたりでリビングで寝た。 Bの息苦しい声のしない静かな夜。 Bに起こされることのない夜。 長い夜だった。
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