ボンボンと面談 again
10月
9日
4時55分。職場の駐車場で見上げた空に、月がにやっと笑っていた。(あれ?今カレンダーを見たら昨日がLast Quarter(下弦の月)になっている。でも今朝の月はもうすっかり細かったけど・・雲に隠れてたのか?)
6時半過ぎ、レジデントさんに朝のケアをしているところへAから内線電話が入る。
"Who's working with you today?"
"J, why?"
"Oh I just wanted to know. Hey, are you a full-time worker or part-time?"
"I believe I'm a full-time. why?"
"Nothing! Okay, I'll call J now."
先に書いたが、これ、朝のケアの忙しい時間に、である。こんな質問をなぜに今しなくてはならないの?また何か(自分の職務以上のこと)にクビをつっこんでいるのだろう。そんなことは今しなくてもいいから、キッチンの準備に入ってくれ・・・これがわたしの素直な感想。
後にJと合流、彼女の話によるとAがわたしたちUWのスケジュールを組んでいそうだ、と言う。なんでキッチン担当が???ここで、わたしたちはふたりともムッと来る。他所の部署の心配をするくらいなら自分の部署をもうちっと精魂込めてやってくれないか。いやホントに。
はっきり言って、今のキッチンは滅茶苦茶だ。ディッシュは片付いていない、フロアは汚れたまま、珈琲は作られていない、ドリップ用珈琲のストックさえもセットアップされていない。7時半開始の朝食がいつも遅くなる。朝食だけじゃない、昼食も同様。11時半スタートの筈が、いつも15分は遅れる。それでいて、食事は、とても、美味しい!と讃えられるものではない。
今日という今日は、どうにも我慢出来ず。先週、ボンボンと喋ってから、少しは良くなるかと思いきや、全然!Aは、辞めてやる!と言うことがなくなった代わりに、自分がどれだけオーバーワークか、虐げられているか、貢献しているか、の、オンパレード。
そらね、やることやってるなら良いよ。2日前に落として壊したグラスの欠片がまだ転がり落ちているような、そんなフロアで、疲れたーだの、聞きたくない。食事時間前に準備もままならないまま、誰かの手伝いなんて、そんなのやってる場合じゃないでしょう!
"I will go talk to bon-bon."
わたしがそうJに言うと、彼女も是非一緒に付いて行きたい、と言う。
"Sure, we can go together."
というのが、結局、イブニングシフトのふたりも賛同し、わたしを含め4人になってしまった。仕事の合間にちょこっと話したいと思っていたのだが、そういうのでは済まない雰囲気。なので、しっかりとアポを取ることにした。イブニングのふたりに来て貰ったはいいが、ボンボンの体が空いてない、じゃ洒落にならんので。
結局、面談は13時半から、ということにした。13時までのシフトだったので、とりあえず一旦家に帰り、犬たちに食餌を与え、着替えてからまた職場へ戻る。既に来ていたイブニングのふたりとJを従え(そんなつもりはなかったのだが)、いざ、ボンボンのオフィスへ。
ボンボンは、途中、ちょっと怒った感じもあった。特にLから、ボンボンとAが親し過ぎる、という話をレジデンツがしているよ、という話をした辺りで。
事実無根だ、と言いたかったようだが、事実かそうでないか、というのを話しているのではなく、レジデンツがどのような噂をしているか、ということなのだ、とLがこんこんと言って聞かせる形だった。正直、わたしはふたりがどうこうあったって、関係ない。ふたりとも、レジデンツからの評価が下がるだけだ。それでいい、と思うのなら、それでいいよ。わたしの問題じゃぁない。
わたしが言ったのは、そんなことよりも、Aが他の部署を手伝わなければならないのであれば、自分の部署、キッチンがおろそかにならないように、して欲しい、ということ。キッチンにもっとフォーカスして欲しい。食事は大事だもの。レジデンツが食事に満足していないのは、明らかだ。食事は大事よ。いやホントに。歳とともに、もっと、もっと。
ボンボンには、一応、正直に、素直に、話せたと思う。彼がどう受け取ろうが、それは彼に任せるしかない。わたしが彼に望むのは、Aにウツツを抜かしてないで、彼女の仕事ぶりをきっちりと観察して欲しい。ということ。
それだけは面談の終わりのほうにも念を押した。リーダーとして力を発揮してくれーーー!と、それだけ。
ボンボン・・・とにかく、キバって欲しいよ。これが素直な気持ち。まだ時間を要するのだろう。とにかく今はボンボンのことを、信じたい。いや、信じさせてくれ、このとおりっ!!
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