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お別れ

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9月18日




とうとうこの日が来てしまった。姉と姪っ子の帰る日。
昨夜は白わいんを飲んでほろ酔い。勢いで日記を書き、そのまま眠ってしまった。あけがた、いちばん上の姉とその息子(2番目)が夢のなかに出て来た。甥っ子はまだちいさいままだったのだが、彼に迎えを頼んでいたような・・・姉と姪っ子が最終電車に間に合うかどうかの瀬戸際で、その心配をしていたせいだろうか、、夢の内容をちゃんと覚えておかなくちゃ、と思いつつ二度寝したら、すっかりとそのストーリーは忘れてしまった。ただ、姉と甥が登場したのだけは覚えている。


朝は6時過ぎに起きた。珈琲をたてながら、あぁこれで最後なんだなぁ、、と思う。姉たちは7時半には起きて来た。帰るための荷造りで忙しそう。

トマトとマッシュルーム、アスパラガス入りのスクランブルドエッグを作る。夫と姪っ子のためにはハッシュドポテトも。本当はお味噌汁とご飯にしようかと思ったのだが、なんだか湿っぽくなりそうで止めた。


10時、家を出る。13時半発ということで、その2時間前には空港へ着くように。
荷物の重量が気になるところ。。。だが、なんとか間に合った。姪っ子、46.5lb、姉、ギリギリの49.5lb!!ふぅ〜っと一安心のところ、係員に呼び戻された。なんと、姪っ子のスーツケースのファスナーが開いてしまっている。係員がテープをよこし、これで止めるようにと言うので、姉と姪、わたしの3人がかりでファスナーを閉め直し、テープでぐるぐる巻きにした。なんとか羽田まで無事でいますように、と祈るばかり。


空港内のお店を見た後、水を買って椅子に腰かけ、時間を待つ。早く見送ってしまいたいような、このままずっとここにいたいような、、、ずっといるわけにもいかないことは重々承知で、かといって、早く送ってしまうのも、、、とうだうだ。
12時半。姉と姪っ子に別れを告げる。ふたりにどれだけありがとうを言っても尽くせない。ありがとうありがとうありがとう。こんな辺鄙なところまでわざわざ来てくれたこと、わたしたちの暮らしに喜びを持って来てくれたこと、楽しかった、毎日が。本当に、楽しかった。


別れ際に涙が出る。こらえて夫と駐車場へ向かう。夫へも感謝だ。3週間もよくやってくれたと思う。ありがとう。そう伝えるとまた涙が出て来た。


何も買うものはなかったが、そのままショッピングモールへ向かう。少し歩き、軽く食事をとった。
家へ帰る頃、駐車場で、夫が「もうそろそろあそこの空から北へ向かっていく飛行機が見えるんじゃないかな」と言われ、必死で空を見上げる。車を走らせていると、ふと、一機の飛行機が。「あれかもしれない!」思わず携帯のカメラで写真を撮った。青空にちいさな飛行機の腹。ありがとうありがとう!そう言いながら、また涙が出た。



家へ帰って来て、やはり淋しさがつのる。犬たちを夫と一緒に散歩へ連れて行ったとき、また姉と姪っ子のことを思い出し、涙が出てしまった。もっと一緒に散歩へ行けば良かった。もっと一緒に歩けば良かった。



淋しさと脱力感。

でも、しっかりしなきゃね。引っ越しのこともあるし、家探しもしなくちゃ。娘からも叱咤激励される。


夜、So You Think You Can Dance!を見る。姉たちも一緒に見たやつ。今夜はフィナーレだった。選ばれたのは、Eliana and Chehon. 姉たちにも報告しなくちゃね。








#日記

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