4月2日 ネットニュースで読んだ大阪市長の言葉。 「君が代斉唱の時は手は前に組むのではなく横に置くものです」 ここまで言われるとねぇ・・・ついつい反抗したくなる。別に変なことを言っているわけではないと思う。ただ、それになんの疑問も感じず従うこと、或いは逆に疑問を感じながらも従わなければならない状況っていうのがちょっと怖い感じ。まるで軍隊。しかしまぁ「手は前に組むのではなく敬礼(挙手注目礼)するものです」じゃなかっただけマシか。 この国では国歌斉唱のときには手を胸に置く人が多い。たぶん学校なんかではそう教えられているとも思う。娘がエレメンタリーに行ってた頃、いつの間にそうしてたからびっくりしたことを覚えている。あらやだ、この子はアメリカ人なんだわ、と思ったものだ。わたしも見よう見まねでそうする。そのことに対して、嫌な気持ちはない、自分でそうしたいと思っただけだ。大人になっていたからかもしれない。強制されたわけではないことをよく知っているから、反抗的な気持ちにもならない。もしかしたら、住んでいるだけの国だからという気持ちの距離がこだわらない理由なのかもしれないけれど。 自分の国を愛する気持ちは誰のなかにもあるものでしょう。それをどう表現するのか。国歌斉唱時の起立や手の置きかたなどを、大人になった人たちに「教える」というのは、一筋縄ではいかないものだ。職務命令を無視するまでに頑なひと達がいるという事実。彼らは単に頑固なだけではないでしょう。