selective hearing
3月
24日
昨日のこと。職場のcookが開口一番
「決定よ!とうとう彼から日程を告げられたの!わたしたち、本当のほんとうに結婚することが決まったわ!」
輝く笑顔で言うで、わたしは心底、驚いた。(いやー結婚って、結婚って・・・あなたのことだったのね・・・てっきり娘さんのことかと・・・)と、心のなかで密かに思ったのだった。
Tはわたしよりちょい年下だったと思う、ひとつかふたつか。でも、いつも孫の話をする。孫の写真を見せる。そうそう、ついこの前は、娘が帰って来たのだけれど、彼女は孫を預けて夜遊びに繰り出しやがった、あまりにも遅いから電話を入れるとグデングデンに酔っぱらってて手に負えなかった、という話もしていた。若いグランマだ。そうだ。でも、だからと言って、既婚だとは限らなかった。そこのところを忘れていた。
わたしの英語力なんてたいしたことないので、会話に加わっていても自分に関係のない話だったり興味のない話だったりすると内容がちゃんと入ってこない。それは世の男性諸君が女性の話にしっかりと耳を傾けていない=聞いているようで聞いていない、というのとよく似ている。だから、内容を把握するためには気持ちをちゃんと向けなくちゃならない。フォーカスして、聴く。まぁコミュニケーションの基本とも言えることだけれど。
で、昨日、Tの話をあらためて聞いて、なななんとそういうことだったのかぁー!と、驚いたのだった。それまでの経緯をしっかり聞いてなかった、ということがわかった、ってワケ。ちゃんとフォーカスせんとね、特にわたしくらいのレベルじゃね、、、トホホ。
しかし、アメリカ人は明るい。たぶんTの人生はタフなものだったのだろう(今もか、)けど、そうやって第二の(或いは第三の?)人生を開けっぴろげに、明るく、やや浮かれ気味かとも言えるくらいの喜びでもって、迎えようとしている。陽気。楽観的。単純。
輝かしいなぁー。素晴らしいことだと思う。