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ペットってなによ?

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2月12日






予感は当たっていた。
今朝、友人からメールが届いた。彼女の愛兎が亡くなったという報告のメール。

実は昨夜、彼女にメールしようかと思って書き始めて、いやもうちょっと待とう、と思って止めたのだった。そういう予感はずっとあって、それを訊くのは躊躇われるし、気にしながら探りを入れるようなメールにはしたくない。ここはひとつ、連絡が向こうから来るまで待とう、そう思ったところだった。

どんな想いでいるか少しわかるような気がする。わたしもPを亡くしたときは辛かった。自分が壊れてしまうのではないかと思うくらい、打ちひしがれた。家族皆が弱々しく、そして不安定になった。少しのことで喧嘩になったりした。特に娘とは一触即発だった。Pの死について、心を開いて話し合う(気持ちをされけ出す)ことが出来なかったからだと思う。皆それぞれ、心のケアが必要だった。それには時間が必要だった。神経質になったり苛立ったり、は、誰かを責めたいことのあらわれだったのかもしれない。なので、そういうプロセスもまた、必要だったのだろう。

ペットという言葉はあまりにも軽過ぎて、出来ればそうは言いたくない。犬とか猫とか兎とか言いたい。そう言うことへの抵抗があるひとがいるのも知っているけれど。家畜とは違うという意味で。人それぞれ。



この前、義妹が、彼女たちの猫を手放した話をしていた。わたしに対して話したのではない。小耳にはさんだのだ。すぐ近くにいたので、話に加わることも出来た。出来たのだが、知らん顔した。聞こえないフリをした。話に加わりたくなかったのだ、心のなかはいきりたっていたから。聞き違いかもね、と言い聞かせた。聞きたくない話だった。


事実、その時点で心からシャットアウトしたのだろう。何日かして、ふと思い出した。それはTVのCMか何かを見ているときで、あっそう言えば・・・と、思い出したのだ。そして何気なく、その場にいた夫に訊いてみた。
「ねぇ、もしかしたらわたしの聞き違いだったのかもしれないけれど、あなたの妹、彼らはあの猫を処分したってこと言ってなかった?それって本当?」

夫はいきなり、あぁ、、、と大きな声を出して言った。「なんでそれを言うんだ、思い出したくなくて、心を閉じてたのに!」
「あぁ、、、ごめん、、、じゃぁやっぱり聞き違いとかじゃなかったんだ、、、」

夫はわたしがその話を持ち出したことで、嫌なことを思い出してしまったと憤慨していた。気持ちはわかる。わたしも同じだ。彼はそれ以上この話をしたがらなかった。彼らがしたことに対し、批判めいたことを言うのも嫌なのだろうが、それよりもその事実に対し、目を背けたいのだと思う。


義妹の話はこんな感じ。彼らの息子のひとりに肌のトラブルが出た。何が原因か調べてみたら「猫アレルギー」だと医者から言われた。しょうがないから愛猫をシェルターへ連れて行った。しかたのない選択だった。
へ?という感じ。アレルギーって、アレルギーって・・・あの猫と何年一緒に暮らしてた?今頃になってアレルギー???
彼らは、誰から訊かれたわけでもないのに、アレルギーは突然発症するらしい、と説明していた。


可能性としては否めない。花粉症がずっとなかった人が突然発症した、ということはよくある。わたしもそう。27歳だか28歳だかにいきなり始まった。でも、アレルゲンテストは今も尚、受けていない。アレルゲンがわかったからとて、具体的にどうするかという対処法は総じて同じだろうから。大体に、花粉だけが原因ではないだろう。アレルゲンとしていちばん多いのは確かハウスダストだ。また、往々にして、アレルゲンはひとつだとは限らない。ハウスダスト、ダニ、カビ、などなど。つまり、ターゲットとなるアレルゲンはさまざまだ。だからそれらのアレルゲンをなるべく体内に取り込まないよう環境を整えなければならない。例えば、掃除機をこまめにかける、カーテンを綺麗に洗う、外から帰ったら洋服をはたく、などなど。それに加え、アレルギーが出るということは体力が落ちているということでもあるので、体力を整えることも大事で、食事や睡眠のバランスも関係してくる。


猫アレルギーとわたしのそれとが同じだとは言えない。それはわかっている。ただ、ひとつ言えることは、猫だけが原因ではないでしょうということ。たぶんそのとき彼(息子)の体力が落ちていたこともあろうし、彼らの生活様式にも問題があるんじゃないの?と。なぜってリビングルームはいつも分厚いカーテンで閉め切ったままだし窓を開け放つことがない。掃除はどれくらいマメにしているか・・家よりはしていないだろう・・・。


猫を手放すことにしたその決断はわたしには責められない。その家庭それぞれだ。でも、なぜにシェルター?せめて、猫好きの、猫をしっかり愛しかわいがってくれる人を探す、という、その努力をなぜしなかったのだ?なぜ安易にシェルター???そこが理解に苦しむ。いや、今のところまったく理解出来ない。


ペットって家族だよ。一緒に暮らす家族の一員だ。誰の代わりにもなれない大事な家族。人間側の勝手な理由で「簡単に」手放したりするなんて、絶対にあってはならないよ。

義妹家族にはこの先もけっして言わないだろうことを、ここに書いてみた。
今日も寒い日になりそう。犬たちとの散歩はまたフェイスマスクかな。





#日記

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