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小説とエッセー

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2月11日






今日は休み。5時半、Cに起こされた。外気温2FとGo Weather(携帯アプリ)に出ている。さぶっ!!犬たちを外へ出すときにもキンキーーーン!じゃった。


よしもとばななのエッセーを読んでいる。沖縄旅行記みたいなの、タイトルは「なんくるなく、ない」(思い出せなくて、今、寝室まで行って調べてきた)。よしもとばななは好きだ。彼女の書いた本はほぼ読んでいる(つもり)。でも、エッセー本というのは初めてかも。エッセーになるかどうかわからないが、日刊イトイ新聞上での連載は読んだので、それ以外という意味で。

しかし、今回のこのエッセー本はなかなかページが進まない。面白くない、とは思わないし、感情移入出来る部分もある、なんつったって沖縄、うちなーだからね。今は波照間島でのところを読んでいる。あぁ良いなぁーと思う。人々の暮らしぶりが目に浮かぶ。かっこいい初江さんの姿も見える。島にいるばーさん(おばちゃん)がたは本当に、みんな強くて優しくて、かっこいい。

ページの進まない理由はわかっている。3日くらい前に、どうしても気になって、「奄美編」の部分をちょこっとだけ読んだのだ。全部は読んでいないよ、ほんの少しだけ覗き読みみたいなの。
田中一村館へ行ったことが書かれていた。わたしの大好きな、「一村さん」、田中一村。
 もの凄く素晴らしい絵とどうしようもなくどうでもいい絵とがごちゃ混ぜになっていた(というような表現)
少しわかる気がした。どうでもいい、とまでは感じなかったけれど。
そこまでは良かった。その後の、氏の絵に対する姿勢を批判したような表現があった。こうすれば良かったのに、とか、邪念が絵の完成を邪魔した、とかいった内容。だったと思う。実はよく覚えていない。その部分をちらっと読んで、えっ!!と思って、ぴしゃりとページを閉じた。読まなきゃ良かった、と思った。今も、あえてその部分を探して読み返すことはしていない。そのうちその章がやってくるだろうから、そのときまで、と思って、ちまちまと読んでいる。だから読むスピードが遅い。怖いのだ、そのページに行くのが。

ならもう読まなきゃいいのにね。と、思う。思うけど、それも嫌だ、屈したようで。何に?って感じだけど、、、まぁずっと読んでいって、またそこんところを読むと、違ってくるかなという期待もある。

しかしなんだな。やっぱりわたしは小説という形でのよしもとばななが好きなんだな。小説のなかの主人公たちはみんな彼女の分身みたいなモノなんだろうけれど、でもそこにはちゃんとした隔たりがあるのだろう。彼女のなかで産み出した賜物なのだろう。読んでいるときはどうしてもよしもとばななってこんななんだろうな、とか思っちゃってたけれど。


エッセーって、どうなんだろね。本当の自分自身をさらけ出すもの?それも違うような・・・いや、向かっているものはそれかもしれないけれど、どれだけのものを出す或いはあぶり出されるかの強弱はあるだろうし、それに、小説だって、いわば同じで、どちらもただ、表現方法としての手段が違うだけ?


やっぱり「ダイレクト」なのが苦手なのかなぁ。だから変に傷付いたりするのかなぁ。まぁそんなの自分の勝手だけど。



コズモが外へ(また)出たがったので、さっき庭へ出してあげた。ランドリールームの窓から見たら、彼はバックポーチに座って庭と森を眺めていた。家のなかにいるより外が好きなのだなぁ。獲物(りすとか鹿とか)の姿を見かけたらすぐに反応出来るようにアンテナを立てている風、目も耳もアラート状態になっている。コズモはひょうきんな犬だけど、とてもかっこいい。


さて、そろそろ朝ご飯でも作るかーーー!





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