逃げる母子
1月
28日
戦時中。
娘をかくまう安全な場を求めて逃げている。
英語を喋らないように気をつけながら早足で歩く。どこかの小学校へ入る。
大勢の人達が集まっている。ところどころで見張る軍隊以外は皆、女ばかりだ。
顔を伏せて怪しまれるよりは、と、なるべく普通に振る舞うが、心のなかは恐怖と不安でどうにかなりそうだ。娘のほうはしっかりとその役割を演じている。わたしよりも度胸がある。
渡り廊下の向こう、更衣室へ入る。中では既に多くの女性たちが着替えたりシャワーを使ったりしている。娘と一緒に囲まれたシャワー室へ入る。娘がテキパキとわたしたちの荷物を整理する。わたしは他の人の目を気にして、シャワーどころではなかったが、彼女に「今のうちに少しでもさっぱりしておこう」と言われ、確かに・・と思い、ささっと浴びる。
渡り廊下を抜け、外へ向かう。荷物はどうしたのかと娘に訊くと、彼女の来ていた服は隣の女性の荷物にこっそりとしのばせた、と言った。代わりにその女性の下着を頂戴して身に付けている、とも言う。カモフラージュ。たいしたもんだ、、と驚く。
軍隊に気付かれないよう、他の集団に混じって外へ出る。前を歩いていた女性が急につまづいたような形で娘とぶつかり、ごめんなさい、と謝って来る。
小鳥のポーチ、
犬、山、爆発、
昨夜は2時とか2時半とかに目覚めなかった。犬たちが興奮気味にベッドから飛び降りる(夫のピックアップの音に反応)音で目覚めた。4時15分過ぎ。
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