ミドルシニアについて考えてみた(240831)
9月
1日
先日短時間の、ミドルシニアに関するあるwebセミナーに参加。定期的に意見交換活動したメンバーが内容をまとめて発表される場があり、それをもとにブレイクアウトルームで意見交換するもの。一時間半の中で発表一時間、ブレイクアウトルーム30分といったプログラムだったが、内容的に盛りだくさんで忙しかった。
その中で示されたものにリクルート社が2020年10月に実施した「40代後半から60代前半の働く価値観調査」から引用された数値なども示された。出典は以下。
キャリアについて「考えていない」と回答した割合が全体を通して半数以上で、その対極に設定された既に「将来のキャリアのために行動している」は全体の約3%。キャリアを意識している展望層でも2割に満たないとの結果がシェアされた。
意見交換ではこの結果に「3%しか行動していない数値に驚いた」などの意見があったが、見る限り現場の肌感覚では、そうだろうなぁとの感想。
終身雇用に守られて過ごしてきた現在のシニア層の価値観や行動は簡単に変容するものでは無いが、その事実はキャリアを学ぶ機会が多い(我々のような)ものほど意外に感じるものかもしれない。
いずれにしても「考える機会があまり無く、なんとか過ごせてきた」状況から、「今後のキャリアをどうするか個々人が考えねばならない時代」に変化している流れは止まらない。
不安を覚えるのは行動していないからかも知れない。漠然とした不安よりもまず一歩踏み出すことが大事だと感じる。考えているだけでは不安が増幅されるだけかも知れない。
報告の最終章では「能力や経験に自信がないのは本当の自分を知らないから」というテーマで論じられて結ばれている。
結局自己理解がいつの世も大切というオチ。
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