第6回北米西海岸補習授業校連絡協議会を終えて
シアトル日本語補習学校
校 長 辻 雅義
第6回北米西海岸補習授業校連絡協議会が、8月23・24日にシアトルのエンジ・ウオーターホテルで行われました。シアトル日本語補習学校が主催校で、準備を進めてきました。当日はホノルルやバンクーバーなど西海岸各地から11校の補習授業校関係者40名弱が集まりました。
ご来賓として、在シアトル総領事館浦林首席領事から歓迎ご挨拶をいただきました。主催者歓迎挨拶は、学校運営委員会より魚田副運営委員長が行いました。
協議会は、シアトル日本語補習学校からの報告、全体講演、5つの分科会(派遣校長、派遣教員のいない補習校、教頭、事務局長、主事・主幹部会)に分かれての連絡協議を二日間にわたって行なわれました。一日目の夕方には懇親会も行い、和気藹々の交流が行われました。
ご講演は、文部科学省のニューヨーク国際交流デレクター井上様より「新学習指導要領実施に向けて」として受けました。また、分科会助言者として全国海外子女教育・国際理解教育研究協議会の金子様から、日本での派遣教員のいない補習校が指導を受け、最終日には全体講評を行って頂きました。
全体テーマは「補習授業校の現状と課題を明らかにしよう」、分科会テーマは「新学習指導要領実施に向けて」でした。
全体テーマを受け、各補習授業校の運営や授業・教員指導等について、各校の実情が報告されました。その中で各校の共通課題が浮き彫りになり、特に事務局長分科会からは、文科省からの補助金増について「請願」がありました。
また、分科会テーマや全体講演を受け、小学校は来年度から、中学校は再来年度から本格実施されます新学習指導要領実施について討議されました。各校では、移行期間の2年間で対応を重ねてきましたが、更に完全実施にされるとことによって、授業時間の確保や先生方の指導書等購入予算などの負担増にどう対応するか協議しました。
最終日、各分科会報告と質疑応答、井上様と金子様の全体講評を受けました。来年度開催校のサンフランシスコ補習授業校の菊池校長からご挨拶があり、来年度の再開を約束しながら、解散しました。
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