教育部会報告 2012年2月
2月
2日
教育部会長退任に際して
2011年度教育部会長 魚田克彦 マルハニチロUSAグループ
赴任間もない2009年秋に当時の商工会梅根会長の訪問を受け、是非とも学校運営委員会の委員になってくださいとの要請を受けました。子供の学校にもまともに行ったことがない自分に学校の運営なんかできるのかどうか迷いもありましたが、聞けば補習校に通う生徒に締める当グループの子女の割合が商工会の中でも飛び抜けて高いとのことでした。これはどうもやらざるを得ないと観念し、2010年度の運営委員会副委員長(商工会常任理事、教育部副会長)を引き受けました。その後、2011年度には運営委員会委員長(商工会副会長、教育部会長)を歴任することになり、ちょうど2年間学校運営に携わってきました。
補習校は、幼、小、中、高が同じ場所にあり、また土曜日だけの授業ということで、卒業式、入学式、運動会、授業参観等々の行事が凝縮されておりますが、生徒、PTA、先生、事務の方々がそれぞれ一所懸命その役割を担って順調に運営されております。この2年間はいろいろな事がありましたが、諸先輩方が築きあげたこの補習校のシステムのおかげで、昨年は補習校創立40周年を迎えることができ、生徒数も約630名の大所帯となりながらも高い教育水準と安定した教育環境を維持できていると自負しております。
しかしながら、生徒数の増大は、教室や先生の確保の問題、授業に使用する機器の購入資金やその保管場所の問題等、さまざまな問題を生み出していることもまた事実です。今後どのような環境になるのか予測するのは難しいところですが、シアトル近辺の経済状況は全米においても比較的安定していると見受けられ、他州からの人口の流入とそれに伴う生徒数増加傾向はしばらく続くのではないでしょうか。補習校においては今後益々教育水準と教育環境を維持するのが難しくなるものと思料いたします。
2012年度はまた新しい教育部理事の方々が選任される予定ですし、いままでオブザーバーであったPTA会長も今年から新たに運営委員として位置づけされております。新しいメンバーはまた新しい発想で様々な問題に対処いただけるものと信じております。最後に、補習校の益々の発展を祈念して退任の挨拶とさせていただきます。
男子 | 女子 | 合計 | |
---|---|---|---|
幼稚園部 | 21 | 37 | 58 |
小学部 | 207 | 227 | 434 |
中学部 | 53 | 53 | 106 |
高等部 | 15 | 20 | 35 |
合計 | 296 | 337 | 633 |