教育部会報告2011年9月
9月
1日
米国西海岸補習授業校連絡協議会に参加して
シアトル日本語補習学校
事務総長 中本卓志
総領事館、海外子女教育振興財団が主な後援団体となって、毎年西海岸に位置する補習授業校が集まり、更なる発展に向けて意見交換、協議を行っている。 昨年は
シアトルが主催校だったが今年はサンフランシスコ補習授業校が主催校となり、8月22日、23日の両日、開会式、全体会に引き続き、昼食をはさんで校長部会、教頭部会、主事・主幹部会、未派遣校部会、事務局・運営委員会部会と五つの部会に分かれて熱心な討議の時間を持った。 テーマはそれぞれ部会によって若干異なるが、主に、各部会の学校運営に対して果たすべき役割について話し合われた。
シアトル日本語補習学校からは、石黒校長、杭田教頭、レイ主幹、中本事務総長の四名が参加し、それぞれの部会でシアトル日本語補習学校の抱く夢を語り、抱える問題点を提示すると同時に、それぞれ私たちの経験済みや解決済みの問題に関して、参加校に対して助言や意見交換を行った。 また、先行する学校からは、体験談や失敗に基づく貴重な助言を受け、私たちの今後の学校運営に向け、大いに後押しされる力を戴いた。
私の所属する事務局・運営委員会部会には、北から、シアトル、ポートランド、サンフランシスコ、ロスアンジェルス、サンディエゴ、デンバー、ラスベガス、ホノルル、サクラメント、の各校から代表が送られてきて、規模、生い立ちや直面する課題の違いを乗り越えて、貴重な体験談や試行錯誤の実態を出し合い、今後のそれぞれの学校運営に寄与する大変貴重な時間を分かち合うことができた。 既に何度も顔を合わせている旧知の事務局長仲間との間では、ざっくばらんに意見交換され、更に友好が深まる効果をあげることができた。
次回主催校はロスアンジェルスあさひ学園になる予定だが、シアトル日本語補習学校とは規模も、生徒の構成も学校の置かれている環境も違う中で進められている彼らの学校運営から、私たちシアトル日本語補習学校の今後の形を見据えることができ、私たちの学校運営に新たな道標を与えてくれえる会議になると大いに期待する。 私たちシアトル日本語補習学校の今後一年間の歩みの中で、直面し、悩み、相談し、葛藤するだろう経験を持って集まり、お互いにぶつけ合い、助言し合う中から解決のヒントを得て、すっきりした顔で戻ってきて新たな気持ちで学校運営にかかわれるようになりたいと願い、今からの私たちシアトル日本語補習学校の学校運営に立ち向かいたいと考える。
男子 | 女子 | 合計 | |
---|---|---|---|
幼稚園部 | 18 | 35 | 53 |
小学部 | 199 | 217 | 416 |
中学部 | 54 | 52 | 106 |
高等部 | 16 | 20 | 36 |
合計 | 287 | 324 | 611 |