【TV大阪】79回目の終戦の日 旧日本軍兵士の日章旗が大阪へ 8月15日が問いかけるもの/79th End-of-War Day: Former Japanese Soldiers' Rising Sun Flag Goes to Osaka
8月
16日
≪旧日本軍兵士の日章旗が大阪へ≫
終戦から79年を迎えるこの夏、ある日本軍兵士の遺品が大阪に戻りました。戦地に向かう大切な人の無事を祈り、名前が書き込まれた日章旗です。
終戦から79年を迎えるこの夏、ある日本軍兵士の遺品が大阪に戻りました。戦地に向かう大切な人の無事を祈り、名前が書き込まれた日章旗です。
旗の持ち主は岡部辰美さん。旧陸軍が強行した無謀な作戦として知られるインパール作戦に動員され、終戦間際の昭和20年6月、ビルマで命を落としました。戦後、遺族のもとに辰美さんの遺骨として届けられた箱の中には小さな石がひとつだけ。戦地からの遺品はそれだけでした。
辰美さんがとても大切にしたであろう、良好な保存状態の旗は、ビルマ戦線で砲火を交えたイギリスの兵士が持ち帰った物で、7月、その兵士の孫から返還されました。
【岡部さんの長女】「(父の)日章旗を返還していただいて本当に喜んでいる、母も喜んでいると思う」
いまも 100万人以上の兵士の遺骨が現地に残されたままです。長い時を経て帰国を果たした兵士の旗は、終戦79年を迎えた日本に「戦後」がまだ続いていることを訴えかけています。