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- 朝日新聞/2人の日章旗、80年経て帰郷 米の団体通じ滋賀の遺族のもとに/Japanese flag returned home to the bereaved family in Shiga
第2次世界大戦に出征する兵士に贈られた日章旗が、約80年の時を超え、滋賀県内の遺族の手に戻ってきた。持ち主は寺崎徳蔵さん(甲賀市出身)と清水一郎さん(豊郷町出身)。米国の民間団体と日本遺族会などが協力して遺族を探し、県を通じて返還された。日章旗を受け取った寺崎さんの娘、川島淳子さん(93)は「今夜から抱いて寝ます」と話した。
返還式は1月30日、県公館で開かれた。県遺族会の今堀治夫副会長が「遺骨や遺品がひとつもない遺族もいる。返還は意義のある事業。米国と日本が恩讐(おんしゅう)を越え、現在の友好関係の上に成り立っている」とあいさつ。三日月大造知事から遺族らに日章旗が手渡された。1944年に北マリアナ諸島のテニアンで戦死した清水さんの日章旗は、おいの一雄さんが受け取ることになっていたが、返還式の直前に亡くなったため、同町の遺族会が代行した。
寺崎さんは旧満州へ出征し、終戦後に帰国。85年に83歳でこの世を去った。生前、戦争についてはあまり語らず、淳子さんは日章旗の存在はまったく知らなかったという。「祈武運長久」「元気で」などとびっしり寄せ書きされた日章旗を手に、「びっくりした。何とも言えない。戦争みたいな無意味なことはもう……」と語った。
米オレゴン州の民間団体「OBON SOCIETY」は、連合軍兵士が戦利品として持ち帰った日章旗などを日本の遺族に返還する活動を続けている。県遺族会によると、県内の遺族に遺品が返還されたのは、2015年以降、今回で18件という。
https://www.asahi.com/articles/ASR2K73YVR2DPTJB004.html?iref=pc_photo_gallery_bottom
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