ストーリー Story 夜回り中に、とあるチラシが貼られていることに気付いた清一(北大路欣也)、重雄(泉谷しげる)、則夫(志賀廣太郎)の三匹のおっさん。それは、市民オーケストラが有名なピアニストの黒田寛子(中山忍)をゲストにチャリティコンサートを行う、というものだった。 その時、遠くで女性の怒鳴り声が聞こえ、3人が急いで駆け付けると一組の男女が言い争っていて、声をかけると2人とも立ち去ってしまう。 則夫は女の方が黒田寛子であることに気付く。 清田家では、清一の孫・祐希(大野拓朗)が19歳の誕生日を迎え、誕生パーティーが開かれていた。祐希は、母の貴子(西田尚美)にまだまだ子供だと言われ、「大学を出たら、独り立ちするから、逆に子離れしろ」と反論する。 翌日、貴子はチャリティコンサートのチラシに「ボランティア募集」とあるのに気付き、音大生だった頃に憧れていた黒田が出演すると知り、目を輝かせる。そこへ通りかかった清一の勧めで、2人はオーケストラの練習を覗いていくことになった。 練習場では、重雄の店「鯨」の常連である野尻(石井正則)が指揮者を務めていた。だが、激しい剣幕で団員と争っている黒田を見て驚く2人。団員達は彼女の傲慢な態度に不満を募らせていた。 その夜、「鯨」に野尻が険しい表情でやってくる。野尻は言うには、楽団に怪文書が届いたという。 心配した3人は、貴子と共にボランティアとしてオーケストラに参加することにした。相変わらず黒田と団員達の仲は悪く、3人は団員の誰かが怪文書の犯人ではないかと疑う。 翌日、またしても団員と衝突した黒田は、練習場から飛び出して行ってしまう。 そこへ後藤(伊藤正之)と名乗る男が現れ… 黒田寛子役 中山忍 野尻役 石井正則 後藤役 伊藤正之 椛島役 大石吾朗 田坂役 田代さやか © TV TOKYO Corporation