絶望こそ力なり
2月
1日
仕事柄両替がどうしても必要になることが多く、50円、100円の両替のため長い待ち時間を過ごすことが少なくない。
一昨日も、待っている間に雑誌をパラパラ眺めていた。そこで、映画監督井筒和幸氏のコラムを見つける。
ピンク映画からメジャーに移った氏は、最初の頃かなり苦労したらしい。
一般向け映画の2作目がコケた時は、ピンク時代の仲間から「戻って来い」と誘われたとのこと。
しかし、氏は戻らなかった。
人間、絶望の淵に追い込まれないと先に進めない、と悟ったそうだ。
たとえ下手の横好きであろうと、誰からも相手にされなかろうと、やらなくちゃならないことは、やるしかない、と思ったという。
今の私もそうだ。
振付も構成も指導力もまだまだ未熟で拙い。
壁にぶつかりながら、のた打ち回りながら、もがいて進んでいる。
しかし、少しだけ判ったことがあった。
今やることは、自分の範囲内で良いと言うこと。
無理に外見を飾らなくとも、知ったかぶりで「らしく」振舞わなくとも、自分の出来る範囲で良いのだ。
どれだけ頑張っても、センスの良い人にはかなわない。それは当然。
バカにされたって、白い目で見られたって、自分なりに一生懸命やればそれで良いんじゃないかと思えてきた。
自分の範囲を少しでも広げる努力は怠らず、その中で精一杯考え進めることが出来たら幸せだろう。他人と比較してもしょうがない。
やると決めたら、突き進めばいいだけ。私は他人の目を気にし過ぎた。
先が見えないほど落とされなければ、見えないものもあるんだよな・・・。
投稿日 2006-02-01 17:09
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2006-02-02 05:45
ワオ!と言っているユーザー