「今しかない」という時間のきらめきを感じています。
4月
8日
私たちは桜を見るとき、その「今しかない」という時間のきらめきを感じています。
それは永遠に続くわけではない。
むしろ、終わりがあるからこそ、今が美しい。
この逆説的な感覚こそが、「もののあはれ」と呼ばれ、古来より日本人の心に深く根づいてきたのです。
また、桜は個々の花というよりも、「群れ」として咲き、「風景」として人々の記憶に残ります。
これは日本人の「個よりも全体、調和を尊ぶ」美意識とも通じます。
一本の木でありながら、その木がある場所――川沿い、寺の境内、城の堀――と一体化し、風土と結びついた美を構成するのです。
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