ところで、線路脇の草には「鉄道草」という名前が付いているとのこと。これは秋の季語でもあり、日本に早期に移入された帰化植物です。日当たりを好むこの植物は、鉄道が敷かれることで開けた環境に適応し、広がっていきました。 「鉄道草」とはヒメムカシヨモギのことで、北アメリカ原産です。 ■明治初頭に日本へ移入され、鉄道網の拡張と共に全国へ広まりました。 「明治草」や「御一新草」とも呼ばれることがあります。 この植物は線路の周りにどんどん繁殖し、その存在は鉄道の歴史を感じさせます。