ところで空冷エンジンの良さって何だ?
説明するのは簡単じゃないけれど、無理やり言葉にしてみる。
雑なスロットルワークを受け入れてくれる穏やかさと緩慢さ、豊かなワイルドさ、乾いたサウンド。
加えて、冷却フィンが刻まれたフォルムの美しさ。主観の羅列だけど、こんなところかな。
空冷であることに価値とアイデンティティーを見いだしていた仲間たちだが、近年だんだんと生存数を減らし、周囲を見渡すと250cc以上で国内販売される空冷バイクは「カワサキ・メグロK3(およびW800)」と「ホンダGB350」の2台しかいなくなってしまった。
(カーグラフィックの解説より)