今週の画像のまとめ(2)立原道造 老人施設の部屋づくり
4月
27日


彼の詩の中で最も読まれている詩集「萱草に寄す」から、冒頭の詩を紹介してみます。
~♪ 「はじめてのものに 」
ささやかな地異は そのかたみに
灰を降らした この村に ひとしきり
灰はかなしい追憶のやうに 音立てて
樹木の梢に 家々の屋根に 降りしきつた
その夜 月は明かつたが 私はひとと
窓に凭れて語りあつた(その窓からは山の姿が見えた)
部屋の隅々に 峡谷のやうに 光と
よくひびく笑ひ声が溢れてゐた


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