■専門家の意見
特に、近年、東京などでは、中間所得層でも入手困難になるほど住宅価格が高騰しています。
一方で、今後、都心にも比較的アクセスが良い街にある大量の持ち家で相続が発生することが見込まれます。
こうした大量の持ち家が順次、住宅市場に出回っていけば、今のような入手困難な状況が改善される可能性もあると考えています。
一人一人が「住まいの終活」を当たり前にすることで、今ある街に新たな所有者・利用者を流入できる「余地」を生み出し、街の世代交代を図っていく、そのような取り組みを1日でも早く始めなければならないと思います。
日本の空き家問題は待ったなし、そんな状況だと私は感じています。