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ボンビーでもしあわせのカタチはあります

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ようこそ!「な~んちゃって カ... うちのチンチラちゃんも待ってい... うちのチンチラちゃんも待っています。 ようこそ!「な~んちゃって カ... ようこそ!「な~んちゃって カ...
(古本屋のエッセーより)
 
中村書店、中村三千夫の店、そこは詩人たちのいきかう場所だった。すれちがうというのかな、かの有名な白山南天堂ではないけれど、西脇順三郎がかけこんできたり、北園克衛が本を持ってきたり。福永武彦が棚をみていて、安東次男が立話をしていたりというふうな。

 吉祥寺の、金子光晴が店の看板を書いてる古本屋で、金子さんをみたことがある。
 
わたしが上京したての頃。ふらふらーっと着流しで入ってきた老人の眉が異様に長く。あっ金子さんだ、と思ったら、どきどきと、気にしない風をよそおいつつ、気にしていた。金子さんは棚をみながら、
 
「このごろ『北越雪譜』もみないねえ」
 
なんて言ってたもんだ。わたしは、そうか古本屋ってそんなところなんだ、と、妙に感心して、それに感激していた。
 
きっと、中村書店にその頃行ってた人には、そんな感じがあったんじゃないかな。古本屋ってそんなところなんだ。

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