大規模太陽光発電施設が野鳥をはじめとする自然環境に与える影響 ■公益財団法人 日本野鳥の会サイトより
3月
17日
森林や草原の伐開を伴う、あるいは水面を覆うなど、野鳥の生息への影響が懸念される場所に設置される事例が多数みられるようになり、各地で野鳥および自然保護上の問題が発生するようになってきました。実際に、日本野鳥の会の各連携団体の活動の中で、このメガソーラーの建設と野鳥保護の問題が取り上げられるようになってきており、ブロック会議でも、話題に上ることが多くなってきました。
環境影響評価が不要で、簡単な手続きで設置可能なことも、大きな要因です。
○設備設置に係る手続きの流れ:→①電力会社との事前協議(接続系統空き容量があるか検討)→②経産省に設備認定の申請→③電力会社への連系の申請
※一部の都道府県や市町村では、条例による環境アセスメントの実施が必要である。
※森林法、海岸法、自然公園法、農地法、農振法の該当地か確認する必要がある。
このように、手続き中に地域住民へ計画内容を公表する段階がないことが、知らないうちにパネル設置が進み、自然破壊がされるという問題を招いている。一方、環境影響評価法または条例の対象となれば、計画は事前に地域住民に知らされ、意見聴取が行われる。