北海道以外にこんなにあるのですね 厳しい寒さが生むキリっとした淡麗辛口の味 舌にしっかりとした米の旨味を感じつつ口当たりはさっぱり軽い。 この男山ならではの味を追い求め、毎年丁寧に酒を仕込みます。 北海道の自然を感じられるこの味こそが男山の酒の特徴です。 ■酒蔵プログ引用 なんでそんなにたくさんあるのか。以下私どもで聞いている事を書いてみます。あくまで一説に過ぎませんので、お気をつけください。 室町時代頃までは酒は高価で庶民の口には入りませんでした。奈良県などのお寺で作られていた酒が代表的です。しかし時代が下ってきますと、兵庫県は伊丹のあたりで、庶民でも飲める清酒が造られはじめます。 江戸時代に入ると、伊丹の酒「剣菱」「男山」が江戸の町で圧倒的な人気を博しました。今に伝わる仕込み唄にも「酒は剣菱男山」という一節があるほどで、浮世絵などにも「剣菱」「男山」は頻繁に登場します。 「男山」という銘柄はそのように人気のあるものでしたので、東北など後発で清酒造りを始めた地域では、伊丹「男山」にあやかって、「うちは山形の男山」などと名乗ったものでしょう。ですので「男山」の前には必ず小印(「羽陽男山」なら「羽陽」の部分)が付いています。 「男山」という銘柄自体は京都岩清水八幡宮に由来する名前で、全国各地の「男山」は今も岩清水八幡宮とつながりを持っています。