毎年2万人に上る孤立死の約8割は、このセルフ・ネグレクトが要因とも言われている。彼らはなぜ自らの人生を「放棄」し、ゆるやかな死を選ぶのか。少子高齢化、家族崩壊、高齢者虐待などを背景に急増する、現代の病理に迫る画期的な書。 「読書のすすめ」ではありませんので、内容を羅列するようなことはしませんが「『セルフ・ネグレクト』とは、消極的に『自分を放置・放任』することであり、緩やかな自傷行為であること」との指摘にいたく納得した次第です。