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投稿日 2012-03-24 20:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
2010年第5回ポプラ社小説大賞を、受賞した作品です。 著者の齋藤智裕さんは、俳優:水嶋ヒロとして活躍されていました。 自殺しようと廃屋の百貨店の屋上から飛び降りようとした大東は、臓器移植を扱う京谷という男に助けられます。 どうせ死ぬならきれいに死んで、なおかつ臓器提供の見返りとしてお金も入るという...
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投稿日 2012-03-23 19:47
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ファルコン
今年度の第146回下半期の芥川龍之介賞を、受賞した『共喰い』です。 受賞インタビューで話題を提供した著者のようですが、特段作品を読みたいとは思いませんでした。 「どこがいいのか、よくわからん」という知人の声に押されて、本を拝借しました。 家々の汚水が流れ込むドロドロとした川辺を中心に、主人公が父と愛...
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投稿日 2012-03-20 20:19
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米国系企業に勤務中の1996年に発表した『Cの福音』で、華々しく作家デビューしました。 翌年会社を退職して執筆活動に専念し、『猛禽の宴・Cの福音』でゆるぎないファンをつかんだと思います。 ハードボイルとアクション、緻密な行動力の主人公、<朝倉恭介>が主人公のシリーズでした。 今回は、まったく180度...
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投稿日 2012-03-19 20:23
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時寂聴さんが、岩手県二戸市にある天台寺の住職になられたのが、1982(昭和62)年です。 東北最古の名刹も、当時は雨漏りがする状況でしたが、本堂や参道の整備よりも、一人でも多くの参拝者が詣でてくれることが大切だと考え、境内にゴザを敷いての<あおぞら説法>が始まりました。 軽快な口調で、参拝者からの悩...
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投稿日 2012-03-18 19:05
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読む本を選ぶ基準は、好きな作家だというのが大きな要素だと思いますが、<本>自体の装丁などに引かれる場合が多々あります。 この『雪のひとひら』も、きれいな青い表紙が目にとまり手にしてみました。 著者の名は、1972(昭和45)年に封切られた映画『ポセイドンアドベンチャー』の原作者として印象が強く残って...
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投稿日 2012-03-17 20:03
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2009年2月に発行された 『蝕罪』 を一作目とし、前作の 『波紋』 に次いで、本書の『遮断』で<警視庁失踪課・高城賢吾>シリーズも七作目となりました。 主人公の<高城賢吾>は、失踪課第三方面分室の刑事で45歳、室長として<阿比留真弓>がいますが、実質のトップとして采配を振るっています。 かっては捜...
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Tandy、Dell時代とOEMプロジェクトで京セラさんとは随分深いお付き合いをさせていただきました。会社を越えて、人同士の付き合いを感じることのできるビジネス経験でした。その稲盛さんとは双方の時代に何度か商談でご一緒させていただいたことがありますが、Dellの初期時代、マイケルと夕食でご一緒させて...
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投稿日 2012-03-13 20:43
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『白い鴉』は、新堂冬樹の一番新しい著作です。 自ら高校を中退した十代の頃より、闇金融の世界で働いていたことを公言されておられますが、その経歴を生かした「カネ」や「女」などの欲望渦巻く裏社会を描いてきています。 今回の作品も孤児院で育てられた「白い鴉」と呼ばせる主人公が、夜の六本木を舞台に、詐欺を働く...
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投稿日 2012-03-11 19:26
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文庫本(上・下)で、1200ページを超す大作です。 著者の作品は今回が初めてでしたが、緻密な構成と人物設定の見事さに、圧倒されました。 2009年に「柴田錬三郎賞」をこの作品で受賞していますが、十分に納得できる作品でした。 ゲーム作家に憧れて職を失くした元東京都職員の鈴木正彦は、ゲーム本出版社が倒産...
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投稿日 2012-03-08 20:19
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2004(平成16)年、『ボーナス・トラック』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞している著者ですが、この一冊を読み終えて「なるほどな」と思いました。 さわやかな大人の恋愛小説でもあり、最終的にはファンタジーの世界で締めくくられます。 詳しく書きますと、今後読まれる方に悪いので、ほのぼのとした気...