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組織で仕事をしていると、部門間の対立に直面することがあります。営業部門と開発部門との対立は、IT業界にいた時は、頻繁に起こっていました。営業が、お客様に過大アピールした結果、それを実現する開発と仲が悪くなってしまうパターンです。製品(プロダクト)の売上責任を負う部門と、全製品の販売を担う営業部門との対立も起こりがち。営業は、売りやすい製品で予算を達成しようとしがちですので、売りにくい製品の担当部門とはどうしてもコンフリクトが起こります。こうした構造の中で、右往左往し、どうしたらよいか困っているとの悩みも時折受けます。こうした時は、視点を変える。かの有名なピーター・ドラッカーは、「顧客に価値を認...
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独立に際し、意識したことは、(知識+スキル+経験)× 心のあり方 掛け算で表される「心のあり方」は、プラスかつ豊かであらねば、と考えたからです。その想いがどこかで呼応したのか、ちょうどその時期に、友人から「法華経の勉強会」に誘われました。まさにご縁です。仏教に限らず、宗教には関心が低く、法華経って何...
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セミナーで、弱いチームと強いチームのお話を伺った。弱いチームは、目的の是非を問うチームだと。何かやろうとすると、「どうしてそれをやるのですか?それ、しなきゃいけないのですか?」と。理屈をこねる、やりたくない気持ちが前面に出る。一方、強いチームは、目的に向かって方法や手段を問う。「どうしたらそれできるだろう。」と皆が知恵を出し合って協力する。単純に二分するのはどうかという意見があるのかもしれないけど、強いチームはきっと、リーダとメンバーの関係性がよいチームであることは間違いないと思う。チームの関係性を高めるため、私ができるコーチング支援をいろいろな角度からやっていかなきゃ!とあらためて決意した今...
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「在宅勤務は通勤が無くて楽なんだけど、週に2日が限度なんです!」という方もいれば「毎日会社の方がいいのに、緊急事態宣言で出社禁止になってしまってどうしよう!家で仕事できない!」という方もいれば「会社は遠くて毎日在宅になって、仕事も捗るし、通勤時間分自分の時間が増えた!」という方も。ひとぞれぞれなんだなあー と思います。職場に通うという画一的な行動様式が、コロナ禍と技術の進歩によって一挙に変わり、自分にとって一番心地よいワークスタイル、一番心地よい空間を考える一つのきっかけをもたらしたのは違いありません。私自身は、会社勤めのときから、在宅勤務は好きでした。3か月前に独立してからは、自宅で仕事をす...
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台風の接近で、空にはぶ厚い雲。そうはいっても金木犀が香り、彼岸花を目にするようになった朝散歩は、清々しい。今朝歩いていると、犬を連れた女性が、前方から私をじっと見ている。「あら、後から車でも?」と振り返ってもそんな気配もなく、もう一度前を見ると、まだ私を見ている。マスク姿ってほんと顔がわかりにくい。声をかけられ、ママ友だとわかった。息子の友人のママで、息子は、小学生時代から社会人になった今でも、その友人と親しく付き合っている。コロナ禍は、年に1~2回程度のママ友の集まりも無くしてしまったから、会うのは2年ぶりくらいだろうと思う。犬の散歩をしながら、1時間くらい、アップダウンのあるご近所をあちこ...
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遅ればせながら、コンサルティングとコーチングの違いを「GROWモデル」を活用して整理しました。GROWモデルとは、コーチングで広く活用されるフレームワーク。G Goal (理想の未来)R Reality (現状)O Options (行動の選択肢)W Will (意思)コーチングでは、“答えは、クライアントの中にある”ので、このフレームを意識しながら、クライアントの話を聴き分け、Reality「現状どうなっているの?」↓Goal「本当はどうなりたいの?」「どうして?」「それが達成するとどんないいことがあるの?」↓Options「達成に向けてのアイデアは?」↓Will「どこから始める?...
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「『幸運の女神は前髪しかない』って聞いたことあるでしょ?どういう意味かわかる?」と問われ、「チャンスは一瞬?という意味かしら。」と思いつつ、自信をもって答えられなかった私。「機会(チャンス)は前頭だけに毛髪(かみのけ)があり、後頭ははげている。もしこれに出会ったら前髪を捕えよ。一度逃がしたら、神様でもこれを捕えることは出来ぬ」(フランソワ・ラブレー ルネッサンス期の人文学者&医師&作家)うかうかしていると、その機会(チャンス)は去ってしまう。というヨーロッパの諺だそうです。9回裏満塁でバッターボックスに立った選手が、逆転サヨナラヒットを打ちヒーローになれるのは、偶然打順が回ってきたという運だけ...
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今朝、所属しているコミュニティで、一人の支援者のお話を伺いました。「どれだけこちらが経験豊富であり、たくさんのアドバイスができる立場でも、信頼、安心がベースにないと、主役にそもそも話を聴いてもらえないんです。」「だから、限られた期間ではありましたが、全身全霊を込めて、休むことなく朝から晩まで一日中そばに寄り添い、ずっと応援し続け、可能性を信じ続ける言葉をかけ続けました。」その支援者の方は、2位も3位もない、1位しかない結果を見事に達成されたからこそ、皆の前で気持ちを話してくださったのですが、感無量であったことが、ひしひしと伝わってきました。支援される側の主役は、こんな風にとことん応援してもらい...