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コーチとして、セッションのスキルを高めるトレーニングを継続するだけでなく、さまざまな理論の学習もおこなっています。今回、学んだのは「成人発達理論」。人事企画畑を歩んできたので、人的管理や組織管理の理論は一通り学んだ経験はありますが、「成人発達理論」は知りませんでした。「成人発達理論」は、知性や意識そのものが、生涯を通じて成長・発達を遂げるという考えのもと、簡単に言えば、心が成長すると、心の「器」が大きくなり、より多様な他者や曖昧なものを受容しやすくなり、引いては、その人の発するアウトプットも変わってくるというもの。発達段階は5段階。大人であれば、2段階から5段階に分布していますが、コーチングの...
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武道やスポーツの場でよく用いられる「心・技・体」という言葉。「心技体」とは、精神力(心)と技術(技)と身体(体)の全てのバランスを整え、そのバランスが整った時に、最大限の力(パフォーマンス)が発揮できるという教訓をいいます。いくら、技術や体力や筋力のトレーニングを積んでも、本番で力が発揮されなかったり、スランプに陥ったりすることがあります。そんなときは、「心・技・体」のバランスが崩れているか、特に「心」の部分が十分でなかったりするからなのかもしれません。今朝、散歩をしながらYoutubeを聞いていると、この「心技体」の話題になり、「心」もトレーニングが必須であり、心のトレーニングは、いいことを...
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今年、アメリカのメジャーリーグで信じられないくらい大活躍だった大谷翔平選手。打者としても、投手としても輝かしい成績を残しただけでなく、自然にゴミを拾う大谷翔平選手の報道もなされている。ふと目にした、大谷翔平選手のマンダラチャート。これは、彼が高校生の時に、花巻東高校野球部の佐々木洋監督のご指導で作られたもの。同高校の野球部では目標達成のフレームワークとして用いられているという。大谷翔平選手のマンダラチャートをみると「ドラ1 8球団」という一番かなえたい目標に対し、8つの要素が記載してあり、その一つに「運」がある。さらに、その「運」をかなえるための8つの要素の一つに、「ゴミ拾い」が書いてあるのを...
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「聴くこと」は人間関係の土台をなすもの。「聴くこと」のゴールは相手の理解。すなわち、相手の頭と心の中で何が起きているのかわかろうとすること。そして、「あなたを気にかけているよ」と行動で示すこと。優れた「聴き手」になるには、無意識下の感情、意図を汲み取ることができるまで、鍛錬しかないと書かれている。504ページ、18章に及ぶ重量感のある本。コーチは、「聴く」プロフェッショナル。有段者になるには、絶え間なく、実践と反省と練習が必要だ。毎回毎回、「共感」「自己管理」「感情」を意識し、目標をもってセッションに臨み、鍛錬を続けたい。************************************...
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今日は、ジョン・ウッデンの成功の定義に出会ってしまった。ウェキペディアによると、ジョン・ロバート・ウッデン は、アメリカ合衆国インディアナ州ホール出身の元バスケットボール選手、指導者。その卓越した指導力でUCLAを7連覇を含む10度の全米制覇に導き、「ウェストウッドの魔術師」「20世紀最高の指導者」と謳われた。選手としても、パデュー大学時代にオールアメリカンに3度選ばれた実力者。「成功とは、ベストを尽くしたことで得られる満足感のことだ。」結果じゃなく、日々のプロセスに全力、ベストを尽くし、やり切った!と満足する。それが小さな小さな成功だとしても、積み重なると最高の自分に近づくと名言はおっしゃっ...
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今朝、今年の6月に、親から二代目社長としてバトンを受け継いだ、若き建設業の経営者のお話を伺いました。5年間の見習い期間に、お父様から、『任せ方』について【尊敬・信頼・我慢】が大切だぞと事あるごとに言われてきたそうです。 尊敬とは、どんな人にも敬う心をもって接すること。 信頼とは、どんなにわずかでも、相手の可能性が少しでもあればそれを信じること 我慢とは、すぐにできるようになることのほうが少ない。我慢して見守ること。お父様の教えは、頭では理解できても、建設現場のメンバーに対峙すると、「まじか!」と驚愕するような場面に多々遭遇し、我慢ができないことは日常茶飯事。時に、お父様ともぶつかることもあった...
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人は、「心(こころ)」と「身体(からだ)」と「社会(職場、家庭、地域など)」がものすごく緊密に繋がっています。一連の働きが秩序だっていて、お互いに作用しあうという意味で、ひとつのシステムとして考えられるのかもしれません。家庭でのトラブルが、気分に影響し、頭痛や胃腸の痛みを生じ、仕事上のミスに繋がり、上司との不和に・・・・・なんて具合に、どこかで無理をしたり、問題が生じたりすると、「心(こころ)」にも「身体(からだ)」にも「社会(仕事、家庭)」にもひずみがでます。私は、コーチとしての資格しか有していませんが、対人支援を生業(なりわい)としているゆえ、人として健康な状態にあるかどうか、すなわち、心...
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心地よい仕事空間の話を、以前このブログでも話題にしましたが、先週、コーチング練習でクライアント役になったため、「部屋を片付けて心地よくしたいんです!」とテーマにしてみました。そのおかげで、ゴールイメージと具体的な進め方までイメージでき、コミットしたとおり、まずは、本棚の整理から始めてみました!床に置くしかなかった本や書類も片付き、机のスペースも広くなって、快適!コーチングの効果、ばっちりです!秋晴れの、快適な気候が、さらに背中を押してくれました。次は、クローゼットの中の整理。古着が途上国のワクチンにかわるというシステムにさっそく申し込んでみました!https://furugidevaccine...
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私の住む横浜は、台風の接近で今日は大荒れのお天気。緊急事態宣言が今日から解除され、出社日数も10月から増えるそうで、家族2人とも雨の中出かけていきました。傘が役に立たない雨と風ですが。少しずつ経済を回す方向に舵が切られるわけだけど、まだまだいろいろ起こりそうですね。コロナ禍を境に、確実に変わったことは、移動しなくても遠方の方とWEB会議システムで打ち合わせやコミュニケーションが可能になったこと。地方のお客様とZOOMを介して、ビジネス上の大事なことがサクサク決められるという状況は、5年前にはとても予測できなかったですね。毎週ミーティングを開催していますが、この頻度で地方に移動して打ち合わせをし...
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コーチングは、“傾聴”が土台。頭ではちゃんと理解しているし、意識もしているけど、まだまだだと正直思う。聴くの「聴」は、分解すると、「十」と「耳」と「目」と「心」十分に、相手に耳を傾け目も傾け心も傾けて初めて「聴く」になる。セッションの時間捉えきれなかった言葉は、どれくらいあったろうか?嬉しかったり、困惑したりした時の声のトーンや表情をみて、適切なフィードバックができただろうか?言葉の裏に隠れた本心をちゃんとキャッチできていただろうか?セッションが終わってから自己反省をしたり、スーパーバイザーにフィードバックをいただいたりすると、もっともっと「心」が聴けるようにならないと、と思う。傾聴は、頭で知...