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投稿日 2023-07-29 08:25
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
地表面を徘徊している場合が多い、カメムシ目(半翅目)ヒョウタンナガカメムシ科 オオモンシロナガカメムシ属の【オオモンシロナガカメムシ】ですが、網戸に留まっていました。体色は黒褐色で前翅革質部先端付近に大きな黄白色の紋が1対あります。前胸背は前葉は細いが後葉は太く、全国的にごく普通に見られる普通種で、地面を歩き回り、ヤツデの実や地下茎の汁を吸います。海外では台湾,朝鮮半島,中国に分布しています。国内に生息しているオオモンシロナガカメムシ属は、【オオモンシロナガカメムシ】と【オオモンクロナガカメムシ】の2種が生息しています。...
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投稿日 2023-07-26 08:45
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
カメムシ目(半翅目)の昆虫は、様々な体形と色合いが楽しめますので、好きな分類の一つです。今回はホソヘリカメムシの一種【ニセヒメクモヘリカメムシ(偽姫蜘蛛縁亀虫)】と遭遇しました。体長15ミリ、全身褐色。頭部と胸部の長さが同じです。同属の「ヒメクモヘリカメムシ」に良く似た形態ですので、和名に「ニセ」を...
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投稿日 2023-06-19 09:05
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ファルコン
翅の部分に一対の黒い点があり、また、翅よりの幅広い縞模様の部分を持っていますので覚えやすい名称のカメムシ目(半翅目)ヘリカメムシ科の【ホシハラビロヘリカメムシ】です。体長15ミリ程度の昆虫で、体は全体に黄褐色で、小さな褐色の点刻を密につけています。頭部は小さく、頭頂部には不明確ながら暗色の縦の条紋が...
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投稿日 2023-06-12 08:45
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ファルコン
ファルコン昆虫記(993)に登場していますカメムシ目(半翅目)サシガメ科アカサシガメ属【アカサシガメ】が卵を抱えていましたが、そのまま壁面に産卵したのでしょうか。 連続的に観察していませんので詳細は不明です。大きさ1.5ミリほどの卵が10個、産みつけられてているのを見つけました。昆虫に興味ない人には気にもならない存在だと思いますが、卵は上部に白い蓋の付いた先細りの形状をしています。生まれた幼虫は不完全変態ですので、成虫に似た形まで脱皮を繰り返すことになります。卵を採集すれば、幼虫の観察ができると思いますが、人為的な撮影は好みませんし、餌の手配も出来かねます。...
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投稿日 2023-06-06 08:25
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ファルコン
体色が赤色の昆虫は〈ベニカマキリ〉など少ないのですが、カメムシ目(半翅目)サシガメ科アカサシガメ属の尾部に卵を抱えた「メス」の【アカサシガメ(赤刺亀)】です。通常は葉の裏側などに産卵すると思うのですが、少し奇異な光景でした。アカサシガメ属は旧北区東部、東洋区からオーストラリア区にかけて18種が知られ...
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投稿日 2022-10-14 08:05
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ファルコン
以前に同定できない昆虫(63)として、ハエ目(双翅目)だと思っていましたが、今回は一番目の脚の太さと翅形状からカメムシ目(半翅目)ではとひらめくものがあり、カメムシ目ヒョウタンナガカメムシ科の昆虫の1つである【オオモンシロナガカメムシ(大紋白長亀虫)】にたどり着くことができました。この類で体長12ミ...
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投稿日 2022-09-16 09:25
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ファルコン
「ヨコバイ」は危険を察知しますとスルスルと素早く横に這い、葉の裏側に隠れてしまいますので、息を詰めて接近しての撮影となりました。登場回数も(6)回目ですが、緑の葉に鮮やかな黄色の体色はよく目立ちますので、 カメムシ目(半翅目)ヨコバイ亜目(同翅亜目)オオヨコバイ科の【ツマグロオオヨコバイ】だとすぐにわかります。体長は先端から後端(翅の端まで)が約15ミリ程度。背面は全体に黄緑色。頭部は前胸より幅狭く、背面に大きな黒い楕円形の斑紋があります。前胸背には円形の黒斑が3個、正三角形に配置されています。小楯板にもその中央に丸い黒斑がある。前翅は全体に橙黄色で、先端(ツマ)には青黒い色の幅広い帯があり、...
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投稿日 2022-08-28 10:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
【クマゼミ】の鳴き声も静かになり、【ツクツクボウシ】の鳴き声が目立つようになってきました。【ツクツクボウシ(つくつく法師)】は、カメムシ目(半翅目)ヨコバイ亜目セミ科に分類されるセミの一種です。晩夏から初秋に発生するセミで、名称の由来だとわかる特徴的な鳴き声を聴かせてくれます。体長は30mm前後と小...
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投稿日 2022-08-13 17:25
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
網戸に止まっていた、開帳約15、6ミリほどの小さな「蛾」に悩まされました。全体的に淡い緑色の地に幅のある白い帯が2本、翅の両端に黒色の斑紋、これだけの特徴を持ちながら、同定できませんでしたが、そういえば同定できない〈迷宮の蛾〉の第1号として取り上げた昆虫は黒色の目玉模様が印象的でチョウ目(鱗翅目)で...
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投稿日 2022-07-18 09:05
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ファルコン
例年より早い「梅雨明け」でしたが、ようやくカメムシ目(半翅目)セミ科の【クマゼミ】が元気よく泣き出しています。歳時記的に取り上げてきていますが、昆虫記として<空蝉>を取り上げてきませんでしたが、蝉が泣き出す周辺では、抜け殻としての<空蝉>が目立ってきました。観察しやすい抜け殻としては、小さい部類の「...