終戦、そしてGHQにより日本占領が終了した昭和27年、国鉄は輸送力増強そして動力の近代化に前向きに取組こととなりました。 海外に目を向けてみると、昭和26(1951)年フランスが商用周波数による交流電化(それまでは16 2/3と言う特殊な周波数を使っており、変換装置などが大掛かりなものとなり、決してコスト的に安いものではなかった)が完成したとのニュースは、日本における交流電化に向けて大きな励みになりました。 早速日本でも、昭和28年、交流電化調査委員会が設けられ、研究が開始されました。 当初は、実用実験に入るため、フランスから試作機を購入することを打診しますが、継続した車両の購入などを要求さ...