私の「普通」と相手の「普通」
9月
25日
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ありがとうございます。
史湖です。
5年前の出来事です。
当時中学生だった娘が
凹んでいた事がありました。
当時、吹奏楽部で
担当楽器のパートリーダーだった娘は
同じ担当楽器の下級生との関係が
上手くいっていないと悩んでいました。
トラブルの発端は
娘が下級生に対して
「ちゃんと練習して」
と言ったことから始まります。
「ちゃんと練習している」と思う下級生
vs
「ちゃんと練習出来てない」と思う上級生
どちらもお互いの主張を譲らずこう着状態。
友人や顧問の先生にも相談したようなのですが
納得いく答えが出なくて
「お母さんはどう思う？」と
問いかけられたのでした。
娘に質問しました。
「『ちゃんと練習する』の『ちゃんと』は
回数や時間に直すとどうなるの？」
娘は少し考えながら
回数や時間を教えてくれました。
更に質問を続けます。
「下級生に回数や時間は伝えた？」
娘の答えは「言ってない」
そしてこう言ったのです。
「普通に考えたらわかるはずだから」
私は更に続けます。
「普通ってどんな状態？」
娘の答えは
「え？そんなのわからない。考えた事ないけど
普通わかるんじゃないの？」
これは
とてもいい学びのチャンスになりました。
先ずは
娘の考える「ちゃんと練習している」を
数字でハッキリ見える化して伝え、
下級生の考える「ちゃんと練習している」は
数字で現すとどうなるのか聞く事から
始めることになりました。
ひとりで不安なら
お友達についてきてもらうか
顧問の先生に同席してもらうところまで話して
この日の親子の会話は終わりました。
1週間が経ち
その後の状況を本人に聞くと「もう大丈夫」と
素気ない
けれど
自信に満ちた
短い答えが返ってきました。
普段、何気なく使う抽象的な表現。
「ちゃんとやってね」
私も頻発していました。
自分では気付かない口癖は
きっとまだ沢山あるのだと思います。
自分で気付かない口癖に気付けるのは
コーチングセッションも一つの方法です。
何気なく発する言葉、
見直してみる事も
時には良いのではないでしょうか？
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