願いを叶える法則〜タイミング+やっぱり行動〜
9月
2日
昨日の続きです。
『願いを叶える法則』
史湖です。私がこの本を買ったのは、今から14年前の2008年です。当時、モデルさんやタレントさんがハワイのホノルルマラソンを完走するシーンをテレビで観るたびに…
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「フルマラソンを走りたい」
7年越しの願いを叶えるチャンスが
急展開でやって来た私は
スタートラインに立つことができました。
夢を叶えるのはこれからです。
まだ今はスタートラインに立っただけ。
いつまでも喜んでいられません。
今までは願うだけで何も行動しなかった私、
でもこれからは自分で行動しないと叶いません。
「フルマラソンを走ります」
ヤル気満々で高らかに宣言しましたが
周りの反応は全てが好意的というわけではなく、
家族全員から止めらる顛末がスタートでした。
大人になってから
私が走った一番長い距離は3キロ。
それを知る家族は大反対。
「怪我をしたらどうするの？」
「40歳過ぎてるのに無謀すぎる」
「休みに走るなんて身体を壊してしまう」
「マラソン以外で出来る事をするべき」
賛成してくれると思った実家の父にまで反対され
負けず嫌いの私のハートに火が着きました。
「そんなに言うなら見返してやろう」
逆に闘志満々になったのです。
私の意地とプライドをかけ
自主練習が始まりました。
休日はひとりで、
水曜の夜は仕事終わりに職場の仲間と一緒に、
最初は３キロから始めた練習も
3ヶ月後に10キロ走れるようになりました。
身体を動かす事で意外な気づきがありました。
短距離のように濃縮した集中力よりも
長距離のように一定のラインを保った集中力で
ゴールを目指すほうが私には合っている、
自分で決めた事をコツコツ積み上げる事は
得意なのだと気付いたのです。
（何年も後になりこの発見が大きな力になる事を
この時の私はまだ知りません。）
家族からは相変わらず
「本当に走るれの？」
「無理をしないのも大人の選択」と
相変わらず止めてきます。
「やめとけばいいのに」と言われたくなくて
家族の前で泣き言は言わないと決めていました。
どんな時もクールで平気なフリをしていました。
だから「脚の付け根が痛い」と
家族の前では決して言わないまま
時間が過ぎていったのです。
練習が軌道に乗り始めたタイミングで
今度は身体が悲鳴を上げ始めました。
四半世紀近くまともな運動をしていなかったのに
急に走り始めたのですから
身体がびっくりするのも無理はありません。
痛みが悪化すれば走れなくなります。
家族にバレたら辞めされられるかも？
脚は痛いけど私は走りたい。
やっとの思いでスタートラインに立ったのに
次から次へと発生する問題。
本当に私、マラソンを走れるんだろうか？
このままで大丈夫なんだろうか？
気持ちがグラグラと揺れだします。
「このままではダメだ」
ラン仲間に相談をして
意を決した私は整骨院に通い始めたのです。
40歳を超えてからのチャレンジには
身体のメンテナンスをしっかりとすることが
セットで必要でした。
今の自分自身の現場をしっかりと受け止める事、
オンとオフはどちらも大切で
特に休む事の大切さを学ぶ事になったのです。
走り続ける事ばかり考えていた私は
休む事は考えていませんでした。
むしろ、休むのが苦手で
動く事に意識が集中していました。
実は
仕事でも普段の生活でも
休む事に罪悪感を感じている私がいた事を
この時に知る事になったのでした。
大昔「24時間働くのが良し」とされた時代の
刷り込みが
実は記憶の奥底にずっと残っていたのでした。
走る時間を捻出する事しか考えていなかったのに
走るためには
家族や周りの理解や支援が必要な事や
身体が資本になる事、
休む事が実は大切だということまで
様々な学びを得る事なった私。
マラソンを完走する前に
既に私の心の中では沢山の変化や気づきがあり
私は少しずつ変わっていたのです。
でも渦中の本人はそんな事は全く感じる事なく
ひたすら本番に向けて
練習する日々が続いたのでした。
決心から7ヶ月後の2015年10月、
遂に初フルマラソンの当日。
練習の成果は出るのでしょうか？
脚の調子はどうなのか？
大阪マラソンがスタートしました。
明日に続きます。
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