史湖です。
今から四半世紀前のこと。
当時の職場は男性が7割を占めていて、
女性の先輩達は
結婚や結婚後に妊娠したタイミングで
みんな会社を去っていきました。
私が入社した時、
拠点内の事務仕事を一気にこなす
「出来るオンナ」の先輩は妊娠中で
3ヶ月後に退職が決まっていました。
みんなが先輩を頼りにしていて、
この人が居ないと拠点が回らない事が
新人の私にもすぐ分かったほどでした。
仕事に慣れてきたある日
思い切って
「お仕事、続けないんですか?」と
先輩に質問しました。
先輩はコップを洗いながら
「この会社に結婚してからも
仕事を続けてる女性は居ないよ。
前例もないしね」
と、淡々と答えたのでした。
大ショック。
ここでもまた
男女不平等の壁にぶち当たりました。
仕事を続けるのか。辞めるのか。
どうして女性は片方しか選択肢がないの?
仕事も育児も両方選べないのはどうして?
頭の中は疑問だらけでした。
女性が結婚した後も普通に働く事は
とても大変だということが
この時にやっとわかったのです。
会社で働く仕事以外にも
生活するには家事をする時間が必要、
何より子供を育てる大仕事があって
全てを網羅できないと仕事が続けられない、
今では夫婦で家事を分担するのも当たり前でも
四半世紀前はまだまだ女性の負担が大きくて
「仕事しながら子育てや家事は出来るの?」と
平気で言われる時代でした。
またまた、私の心に火が灯ったのでした。
「やっぱり納得できない」
今までの慣例ではなく
仕事を続けるかどうかは
本人の意思で選択できる職場にしたいと
心の中で強く思いました。
そのためには
先ずはずっと必要とされる人間にならなくちゃ…
そう考えた私は
更にがむしゃらに仕事をするようになりました。
まだ若かった私は
「変わりはいくらでもいるから」の洗礼を
受けていなかったのでした。
さて、どうなる?
続きはまた明日。
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