ギャップを感じたら変われるチャンス
8月
10日
ギャップは理想と現実の落差、
高い理想を描いた後で
現実を目の当たりにすると
落差が激しすぎてショックに感じる事も
往々にしてあります。
でも、このギャップを感じないと
私たちは成長しないし
変わることができません。
ショックに打ちひしがれている時間は
ギャップを埋める時間に使えるのです。
ギャップというと聞こえが良くありませんが
考え方を変えれば
変われるチャンスになります。
今までの人生、仕事のシーンだけでも
ギャップの淵から這い上がった経験が
いくつもありました。
大先輩と仕事をして圧倒的な知識量に
「あんな風になりたい」と憧れ、
「女はいらん、男の営業を連れてこい」と言われ
「悔しい」とバックヤードで涙を流したり、
切磋琢磨したライバルに僅差で敗れた時に
「負けてられない」
「私はこんなもんじゃない」
「こんな状態で終われない」と奮起したり。
ギャップを感じた時に出た心の声は
変化できるキーワードになります。
ギャップを感じる出来事は
出来てない所や足りない部分を
真正面から受け止めるのでショックです。
でも「ショックだ」と落ち込んでいても
何も変わりません。
この時の私は
ショックを受けたギャップ差を埋めたくて、
猛勉強して誰に負けない知識をつけました。
商品カタログは暗記出来るくらいに読み、
人の顔と名前は初対面で覚え、
ライバル商品と比較した営業トークも作りました。
3ヶ月、半年、1年…
時間が経つに連れて
あの頃に感じたギャップ差は
少しずつ、確実に埋まっていったのです。
速攻性はありません。
時間がかかりますが
長年かけて培った知識や経験は
誰にも負けない鎧兜になって
今度は私を守ってくれるようになりました。
なんと、
当時所属していた組織内で
トップセールスの仲間入りを果たしたのです。
後輩から「憧れなんです」と言われるようになり
もう誰も「男性連れて来い」なんて言わなくなり
ライバルとは常にトップの座をかけて
良い意味で切磋琢磨しあえるようになりました。
あの時にギャップを感じたから
1年経って変われたのです。
ギャップ差を埋めるのは時間がかかります。
「直ぐ」「一回で抜群の効果」とは無縁の
コツコツと地道な作業が長期間続きます。
その地道な作業の先には
思い描いた理想の世界が待っているから
コツコツでも頑張れるのです。
何にでもタラレバは付き物で
この時の私がコーチングを活用していたなら、
セルフコーチングを知っていたら、
もっと効果が出るタイミングは
早かったのかも知れません。
20年以上前の出来事を
ふと思い出したのでした。