私とコーチングの出会い②
8月
8日
今から14年前
再就職の悩みを相談した時に
コーチングとジャーナリングを体験しました。
その時は
「これがコーチングですよ」と
会話の最後に言われただけで、
コーチングがどんな仕組みなのかは
知るよしもありませんでした。
この相談の後に新しい職場が決まり、
日々の忙しさからも
コーチングの事は
いつしか頭の中から消え去っていました。
コーチングについてもっと知りたい、関わりたい
と思うようになったのは
初めてコーチングを受けてから
6年も後になってからの事でした。
当時、職場や家庭など様々な場面で
人間関係で悩んでいた私は
沼の底に沈んだままで、
水面に浮上する事が出来なくて窒息寸前でした。
人間関係を変えるのではなくて
自分自身を変えたいと強く思いました。
もっと自由に伸び伸びと生きたい、
そう思ったのです。
藁にもすがる思いで
3ヶ月の継続コーチングを申し込み、
更にコーチングスクールにも通い始めました。
そして
今まで如何に自分を知らずに
刷り込みや思い込みの中で生きてきたかを
思い知る事となったのです。
ざっくり言えば
「私は私のままで良かったのだ」
とわかった事。
自己肯定感が低いのに完璧主義、
これではいつまでも浮上できません。
自分から沼の底で重しを探しているようでした。
無理矢理に変わろうとか
何かを始めるのではなく
私に圧倒的に足りなかったのは
自分をしっかり認めて受け止めてあげる事
でした。
常に「頑張らないといけない」焦燥感があり
出来たことよりも
出来ないことにフォーカスする癖が染み付き
自分で自分をダメ出しして落ち込んでいました。
「どうして私は〇〇みたいにできないのか」
他人とばかり比べていました。
「三つ子の魂百まで」
小さいうちに思考の癖やベースが出来上がり
大人になって思考を変えるのは難しいと
言われていますが、
そう思い込んでいただけでした。
「行動した時から人は変われる」
先ず、意識したのは
今、ある物を見る(見つける)
事でした。
完璧主義で無い物探しの名人だった私、
出来ていない事や、
欠乏している部分を常に探していました。
頑張ってる自分を認めないで
まだ頑張ろうとしていたので
いつもヘトヘトでした。
私よりレベルの高いところばかり見ていたので、
「私なんてまだまだ、もっと頑張らないと」が
口癖でした。
周りから褒められても、受け取る事が出来ずに
「○○が出来てないからダメなんです」
と、良いところを見つけてくれた相手の気持ちまで台無しにしていたのです。
何かを成し遂げる時に7割の仕上がりよりも
出来ていない残り3割を見ていました。
頑張って成し得た7割は蚊帳の外…
「出来た事、ある物を見る」
癖付をするようになり、
私の見る景色が少しずつ変わり始めました。
7割頑張った自分を認めつつ、
残りの3割を頑張る方法を探り始め、
「ワクワクするとはこういうことか」と
新しい発見ができるようにもなりました。
これは周りが変わったのではなく
私の見る視点が変わったから、
そう見えるようになったのです。
40歳を過ぎての思考変換は、
目線を変えることで
常に「○○しなくっちゃ」と
追われるような感情から解放され、
心から「あぁ、楽しい」と思える毎日を
過ごせるようになったのです。
私の変化はやがて家族に伝染しはじめました。
さて、どうなったのでしょうか…
続きは今度に。