史湖です。
私がこの本を買ったのは2008年。
今から14年も前のこと。
当時、
子育てと仕事の両立に必死だった
私のリフレッシュ方法は、
本を読む事でした。
世界観が拡がって
その体験をしたかのように感じられる一冊を
本屋さんで探すのがちょっとした楽しみでした。
この時はフルマラソンへの興味より、
フルマラソンを走れば、
自分も現状も大きく変えられる、
そんな気がしていたのです。
育児と仕事、
家と保育園と職場を行き来する
忙しい毎日にも慣れてきた頃でした。
忙しいけれど充実感がなくて
周りから取り残されている変な焦りと
オンリーワンになれる事で
自信をつけたい、
自分を変えたい、
と思っていました。
意気揚々と本を読んだ後、
ビジネスマンとフルタイム勤務のママでは
時間を捻出する環境や条件が全く違うと
当時の私は勝手に解釈して
可能性の扉を閉めてしまい、
走る事も諦めてしまったのでした。
後になって
勝手に可能性の扉を閉めてしまった
自分の考えの浅さに気付くことになるのですが
この時の私に俯瞰する余裕はありませんでした。
しかし、実際は
やる事が多かった私は
やらなくていい事もやっていたので
時間がない=忙しい
と、思い込んでいたのです。
走るのを勝手に諦めたのに
街中を走る人々を見るたび
「私もフルマラソンを走れる日が来る」と
心の片隅で細々と思い続けてもいました。
子供の成長と共に
手がかからなくなる一方で
仕事がとても忙しくなり
やる事は次々と出てきて
子供が成長しても忙しさは変わりませんでした。
そんなある日。
走るのを諦めて7年後、事態が急変します。
「大阪マラソンに一緒に出ませんか?」
取引先から誘われ
半年後フルマラソンを走ることになったのです。
慌てて買った本を引っ張り出して
改めて読んだ私がしたことは
「走る時間を作る」事でした。
この時、既に40代。
でも、年齢は関係なかったのです。
いつからでも始められる!
やらなくてもいい事をやめ、
タスクは効率を最優先。
平日は1時間、
休日は3時間程度、
週に2、3回を目安に走る時間を捻出。
仕事は残業で頑張る日と
定時で終われる日は仕事の後で走りました。
休日の午前中は走る予定を入れ
休日もダラダラしないで
予定を立てて動くようになりました。
走る距離は
3キロ、5キロ、8キロ、10キロと
少しずつ増えて
時間の捻出にも
少しずつ工夫ができるようになりました。
忙しいのは言い訳で
私が真剣に時間を作ることに向き合ってなかった
それだけの事でした。
フルマラソンを走って
私の人生は変わっていきました。
人生が変わったというより
考え方や生活スタイルが変わったので
人生が変わったように感じていたのです。
食べる物も考えるようになりました。
規則正しく生活するようになり
睡眠時間をしっかり取るようになり
忙しくても体調はどんどん良くなりました。
フルマラソンを走って人生が変わるのではなく
走るための工夫を日々の積み重ねて
人生を変えることができたのです。
1日は誰にとっても24時間。
時間が無いと言う前に
時間を作っているかどうか
見直してみましょう!
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