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書きたいシーンvs書きたい物語

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タカマ二次小説、
実はだいぶ前から新作を執筆してる。

新作といってもほぼほぼ、
原作の颯那智シーンを膨らませただけなんだけど。

「片恋の比翼」では描けなかった、

颯太と那智の出会いのシーンや
タオナの村でのシーンを

膨らませて描きたいと思ってる。
というかもはや、書いてある。

……んだけど。
なんかどうも収まりが悪い。

たぶん、「どんな物語を書きたいか」ってのが
ないからなんだろうな。

書きたいのはあくまでもシーンであって、
「物語」になっていないから。

帰着点のイメージが湧かない。
というか、帰着点が存在しない。

おまけに、一番描きたいタオナの村のシーンは、
原作上、すごく特殊なシーンだから。

この作品で唯一、結姫や隆臣が登場しなくても、
成り立ってしまうシーンだから。

颯太と那智のふたりで完結してしまう世界だから。

カーボンヘッドという媒体は必要だけど、
それ以外のキャラは必要のない、完全にふたりだけの世界。

よくこれを、結姫が主人公の原作で成し得たよなと、
その絶妙のバランスに感心してしまう。

でも、だからこそ、
安易にこのシーンを膨らませてしまうと、
バランスが崩れてしまう。

原作ベースの展開が難しくなる。

そう、だからこそ私は、
「片恋の比翼」ではあえてこのシーンを切ったんだ。

すごく書きたいシーンだったけど、
書きたいストーリーを優先させるために、
あえて省いた。

そんなシーンを盛り込んだ小説を
書きたいと思っているから。

全体の流れは原作そのままで、
世界観は「片恋の比翼」そのままで、

タオナのシーンを描きたいと思っているから。
それが目的の小説になってしまっているから。

何かがすごく中途半端になる。

漠然とでもいいから、
「書きたい物語」を見つけないと、
永遠に迷子になる。

尻切れトンボになって、
いつまでも終われない。

いったい何を書けばいいのかなぁ。。。


#夢幻伝説タカマガハラ #小説執筆

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