「ピアノソナタ『月光』殺人事件」で考える起承転結①
5月
23日
「ピアノソナタ『月光』殺人事件」について、
いろいろ調べてみたら、
リブート回、初回放送時にはカットされてた
原作のシーンが追加されてたり、
初回放送時には、
キャラの配置が原作と異っていたシーンを、
原作通りに再現したりと、
細部にこだわった作りになっているようです。
一方で、麻薬のシーンについては、
原作通りに表現する=「舐めさせる」のは辞めてほしいと、
原作者からリクエストを受けていたようで、
初回放送時でも、
匂いを嗅ぐだけで舐めてはいなかったんだけど、
さらにマイルドな表現(見るだけ)になっていました。
随所で細かい気配りをされた作品だったんだなと、
「手抜き」発言をしたことを反省しております……。
個人的にこの事件は、
昔、事あるごとに何回も
初回アニメを見返してたけど、
原作は、「読んだことあったっけ?あったかも?」程度なので、
今回のリブート回を視聴した際には、
その辺のこだわりには気づけませんでした。
ごめんなさいm(_ _)m
ただ、それを知った上で、
あえて言わせてほしいのです。
そこまでの気配りをされているのであれば余計に、
冒頭とラストを端折っちゃダメだよ、と。
冒頭とラストを丁寧に描いてこそ、
初版ではカットされていたシーンを
復活させる意味が出てくる。
むしろそれをしないと、
復活させたところで、
「コナン君、カッコいいっ!!」、
「めっちゃ熱血っ!!」で終わってしまう。
この事件の展開と、
この事件が今後のコナンに与えた影響を
知っている身からすれば、
+@で感じるものもあるにはあるけど、
でも、もう少し、この作品の中で
きちんと伝えてほしかったな、というのが
個人的な感想です。
長くなったので、次回に続きます。