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朔の夜に

スレッド
前記事に引き続き、「朔」について。

タカマ二次小説「廻り舞台と紡ぎ歌」に
出てくるオリキャラ、

炸也(さくや)さまも、実はもともと、
「朔夜(さくや)さま」にしようと思ってたんだよ。

ってか、この小説、大枠が固まるまで、
いろいろ変遷があって。

最初の設定では、

橋姫に取り憑かれて記憶喪失になった颯太が、
小夜(さよ)という少女の家で過ごすようになる、という話だった。

小夜が暮らす村には、かぐや姫によく似た、
「朔夜さま伝説」があって、

「かぐやの貴公子」ならぬ「朔夜さま」は、
物静かなイケメンで、月ばっかり見上げてて、
やがて月の都に帰ってしまうという、そんな言い伝えで。

橋姫に取り憑かれて記憶喪失になりながらも、
妙に月に惹かれて空を見上げてばかりいる颯太を、

小夜の双子の妹たちが「朔夜さま」と呼ぶようになって、
次第に小夜もそう呼ぶようになって……という設定だった。

そんで、構想を練るうちに、
「月の都」という言葉は、「月にある都」を意味すると同時に、
実在する都の美称でもあることを知って。

だったら、言い伝えが示す「月の都」が
実はリューシャーだった、てのもありかな、と思って。

そうやっていろいろ妄想を広げるうちに、
紆余曲折あって、今のような形になりました。

小夜ちゃん、これまた元ネタは犬夜叉なんだよな(笑)

犬夜叉に出てくる小夜ちゃんよりは、
もっと大人びた少女を想像していたけれど、

それでもやっぱり限界があって、
名前そのものを変えちゃった(笑)

双子の妹は、るろうに剣心に出てくる
あやめちゃんとすずめちゃんをイメージしてたんだけど、
これまた幼すぎて、名前もイメージも人数も変えちゃった(笑)

颯太が記憶喪失だとあまりにも話が進まなすぎるから、
これまた設定を変えて、記憶はあるけど、
半日だけ意識を乗っ取られることにしてみた。

そんで、「朔夜さま」と颯太を切り離して、
さらには「朔」の字を役職を意味する言葉にして、

個人名については「炸也(さくや)」に変えた。
こっちの方が、情熱的な印象を受けるかなぁと思って。

恋多き朔ノ宮、炸也さま。
いいじゃん!?みたいな。

他にももっと、ここでは語りつくせないくらい、
「朔」という言葉には思い入れがあるから、

安直に「朔=半妖が妖力を失う日」として
語られた日にゃあ、あんた……。

それも、一部のファンの早とちり、とかじゃなくて、

犬夜叉の次世代アニメで
公式にそんなことを言われた日にゃあ、あんた……。

「まもって守護月天!」でかぐや姫を演じたルーアン並みに、
およよよよ……となってしまうでないの。


#夢幻伝説タカマガハラ #小説執筆 #雑記

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