天空に行けるのは、選ばれた人間だけだとしたら。
天照や月読といった、新王家の人間と、思兼神。
そして、勾玉を持った者たち。
そうだとしたら、天ツ神たちが「天の岩戸」を開き、勾玉を失った途端、
「元の世界」に戻されるのは、必然。
だけど、だとしたら、澪標シリーズで天珠宮に忍び込んだ男は、
どうして天珠宮にまで足を踏み入れられたのだろう。
実は、神王家の血筋を引く者だったとか……!?
というか、神王家って何?
天照を輩出する由緒正しき家なのだから、いわば天皇家ってことだけど。
歴代の地平線の少女(ホル・アクテイ)とは、どういう関係なのだろう。
無に帰した世界を、新たに照らす「太陽」と、どんな関係で、
どうやって今の地位を築いたのだろう。
たぶんここがわかんないと、原作直後の話はもちろん、
澪標シリーズの続きも書けない。
「廻り舞台」の世界観を、築けない。
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