ラスベガスを有するクラーク郡は先週、医療従事者と高齢者向けのワクチン1日4000回分が3000回しか使用されていないことを確認するや否や、優先枠を大胆に拡大しました。ラスベガス復興の鍵となるカジノ、レストランはもちろん、スーパー、工場勤務者まで、ありとあらゆる‟人と接する業種”に対象を広げたのです。
よって8日前には人口の6人に1人が接種済みだったのが、3/18日の段階で既に3人に1人が接種完了。子ども人口も含んで3人に1人なので、大人の接種が驚異的に進んでいます。
写真は夫の付き添いで行った土曜日のもので、接種の順番を待つ様子です。巨大な会場は朝8時開場ですが念のため早朝6:30に着いたのに、もう200メートルほどの行列がありびっくり。その後も列はどんどん伸びて、スターのコンサート会場のような人出になってきました。
アメリカらしいと思ったのは、接種の予約は午後3:30だったのにもかかわらず、おかまいなしに到着順にわんこそば状態で打ちまくってくれること。カジノ関係者ではあるものの完全な事務職の夫も、上層部から「よかよか、皆打ってまえ!」とのお達しが出たのも、日本では考えられないどんぶり勘定ぶりです(だからアメリカは何でも速い)。
テキサス州など数州では既にマスク着用義務廃止など自由な状態に戻っていますが、ラスベガスは逆に慎重で、‟安全に遊べる街”を目指しているのも注目すべき点です。この街で遊ぶにはマスク着用は義務で、カジノやレストランもまだ50%キャパでのみ営業可能(昨日までは25%)。加えて働くほとんどの人がワクチン接種済みとなれば、ラスベガスの安全度は格段に高まります。
さらに偶然にもラスベガスでは過去20年にわたり、‟屋外で楽しむ街”プロジェクト”が推進されていました。市は数百万ドルを投じて空中連絡路を建設。街の中心部を安全に歩いて巡れるようになった他、屋外型娯楽施設や屋外型モール、パティオ付きレストラン(ついでに言えば、安全対策の徹底を謳ったベガス名物ビュッフェ)も、たくさんオープンしています。これを読まれた皆さんも、ぜひ安心して遊びに来てください。
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