PoE負荷試験器試作

PoE関連のテスターは電圧測定用は複数販売されていますが、負荷試験機は
殆どありません。
PoEは複雑な手順で送電を開始するので、その原理を知らねば負荷試験器を
作ることは出来ません。
PSEもPDも製品の本当の試験は負荷試験器がないと出来ないのです。

パーツは先月、集めておいたのですが、なかなか時間が取れず、今日やっと完成
です。

PSEからの送電開始の信号を受取り、こちらの内容を返し、送電が始まります。
DC50V前後を直接取り出す端子を用意したので、過負荷の状態でPSEが
どのような動きをするのかチェックが出来ます。

このような試験機を作成するには、色々な理由があります。
一番の目的はPSEの送電電力容量のしきい値の見極めです。
LANケーブルに問題がある場合、この値を正確に診断することが出来ません。
無負荷に近い電圧計では通電している事しか判定出来ないのです。
それと実際の現場ではPDをPSEの近くに移動させることは困難な場合が多く
PSEの見極めには負荷試験機が必要なのです。

その昔、RJ45プラグが出現した時、真っ先に工具を買いましたが、テスターが無く
自作した事を思い出しました。自作を重ね、実際の現場で使用するには一番便利
な道具でしたが、使用方法にコツが有り、誰でも使えるものではありませんでした。

今回試験するうちに様々事が判明しました、これは今後のメンテには必要な
知見になるはずです、順次公開の予定です。
#network #pc #poe

ワオ!と言っているユーザー

あかね雲

スズメの鳴き声に起こされての写真撮影

ワオ!と言っているユーザー

初夏の満月(2017.06.08)

夏至が近いときの満月は、日没前の場合もあり、空が明るく、コントラストが出にくいのです。
Computexは終わりましたが、次々に課題があり、在社はしていますが多忙な毎日です。実験。試作の繰り返し、行き詰まり、何時間も放心することもあります。

クライアントの通信環境整備のため、LOG解析もせねばならず、複数の作業における
頭の切り替えが必要ですが、これはあまり苦にはならず、むしろ良い刺激となって
います。

#network #pc #poe #split

ワオ!と言っているユーザー

×
  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ