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ゆうこ新聞制作日記

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これからの治療と就業生活の両立支援を考える研究会

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中心会ユニバーサル就労支援担当... 中心会ユニバーサル就労支援担当の伊藤さん(左下)

北里大学医学部公衆衛生学の江口先生(右上)
12月14日(土)「これからの治療と就業生活の両立支援を

考える研究会」(担当:北里大学医学部公衆衛生学・

江口先生/研究代表者:堤先生)によるイベントに参加

しました。場所はヒューリックホール&ヒューリックカン

ファレンス(東京・浅草橋)。



江口先生には2015年「難病患者から見た就労支援への期

待」をテーマにゆうこ新聞・小川も緊張でドモりながらお

話させて頂いたことがあります( ̄▽ ̄;)



今回のテーマは「経営者に響く治療と仕事の両立支援」。

経営者・支援者・当事者が登壇、それぞれの立場から現状

とこれからの課題を発信しました。



基調講演は、障害を持つ人専門の人材紹介会社、パーソル

チャレンジ株式会社・代表取締役の井上氏。

パーソルグループにはテンプスタッフなど私でさえ知って

いる有名な会社が名を連ねており「オオッ」と

思いました。



ちなみにパーソルチャレンジの創立と、私のSLEが

大炎上(-_-;)して入退院を繰り返し退職したのは、同じ

2008年。



当時(再就職目的で)訪れたハローワークの窓口で

「なぜ病気をオープンに(就職活動を)したいの?

隠さないと(仕事は)決まりませんよぉ(と笑う)」

と、呆れたような顔で言われたものです。



今なら「もっかい言ってみろ~」と胸ぐらをつかみかね

ませんが(笑)当時は心身共に弱っていて、帰り道に

シクシクと泣きました。

社会からはじき出されたような気持ちだった。



井上氏の講演では、テレワークという形で栃木県内の自宅

で週4日、一日3時間事務アシスタントとして働いてい

る、筋痛性脳脊髄炎(慢性疲労症候群)の30代女性と会場

をオンラインでつなぎ会話した時間が設けられていたのが

非常に良かったです。



高校時代に病気を発症した彼女は、成人しても病気で働け

ない中、障害者手帳を取得するまでに12年かかるなど

多くの苦労をしてきました。

パーソルチャレンジでの仕事が人生初の就労と恥ずかし

そうに打ち明けていたけれど、井上氏のコメントから

とても優秀な方であることがうかがえました。



パネリストのトップバッターは、ゆうこ新聞32号で

おなじみ(?)伊藤さん(社会福祉法人中心会・ユニバ

ーサル就労支援担当)です!(*'▽')ジャジャーン



15年間も寝たきり生活を送っていた伊藤さん。もともと

働くのが大好きだったという彼女は今「働きたいけれど

(事情で)働けない人」の就労支援“ユニバーサル就労

支援”に全力を注いでいます。



続いて、オーキッズ社労士事務所(愛知県)代表・後藤

氏。興味深かったのはGLTDという新たな福利厚生

制度(企業が入る保険)の話。

当事者としてはこういったものがあると安心して働けそう

と思う一方で(この制度を用意出来る)余力ある企業は

少ないかもなぁ…とも感じました。



また、病気や障害を持つ人のために頑張る社労士さんには

共通する独特の温かい雰囲気があり、後藤さんからもそれ

がユラユラと出ていました(笑)



当事者代表は、かながわコロン(潰瘍性大腸炎患者会)

会長・花岡氏。患者会活動の他、複数のNPOでボラン

ティアをされているそうです。

今回は「ディペックス(DEPEX JAPAN)の活動を紹介。

https://www.dipex-j.org/



病気の当事者・医療者によるさまざまな体験の語りをまと

めたサイトで、医学生の教育などにも使われている

とのこと。



それぞれの話を聞きながらしみじみと

「いい時代になってきたものじゃのう…」

と、お茶をすする小川ばぁさんでした(  ̄▽ ̄)



ただ、新たな疑問や課題が見えて来たのも事実。

特に「現在(長きにわたり)病気をクローズで

働いている人」のことがとても気になりました。



こういった人が「実は…」と言い出せる“流れ”が

欲しい。



その件は、いずれまた( ̄ー ̄)
#就労 #障害年金 #難病

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アッキー
アッキーさんからコメント
投稿日 2019-12-28 20:44

こちらの県障難協でも、去年障害者のテレワークの講演がありました。一度も会ったことにない入院中の人が仕事をしていると聞いて、希望を持ちました。 
 
その時に教えてもらったテレワーク紹介サイトを見たら、閉鎖。 
その講師の会社に、問い合わせしたけれど、なしのつぶて。 
 
県のテレワークのセミナーやマッチングイベントにも参加しました。 
 
保障が何もない、営業・見積もりからトラブル対応まで全部自分でやらないといけない、生活するには、いくつも掛け持ちしなければいけない、特別なスキルがないとなかなか仕事がないとわかり、諦めました。

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pandagogo@hotmail.com
pandagogo@hotmail.comさんからコメント
投稿日 2020-01-06 21:10

あっきーさん 
 
コメントありがとうございます。 
 
閉鎖ですか…がっかりですね。 
 
最近、テレワークという言葉の「入れ物だけ」が一人歩きしているように感じます。 
 
どのような形であれ、ハンディキャップをもった人(全国各地で!)が安心して働けるような社会は程遠いですね。

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