難病カフェ・アミーゴ【難病と防災④最終回】
6月
26日
近年の豪雨は、地震と同じくらい恐ろしく、
身近な災害のもとです。
アミーゴの「難病×災害」最終回は、2015年に川の堤防が
決壊する豪雨に見舞われた茨城県常総市で、外国人居住者
らの支援に尽力した横田さんのお話。
当時は、役所が水没したことで防災無線は役に立たず
ライフラインも止まり、住民は大混乱に陥りました。
横田さんのお話で特に印象的なことは、
◇大切なものは、高いところへ
水害に見舞われそうな時は、アルバムや大事な書類など
濡れたらアウト(後に待っている恐ろしいゴミ処理作業の意味
でも…)なものは、なるべく高い所(2Fなど)に移動する。
※アパート1Fに住む私は白目をむきましたが…( ;∀;)
◇トイレについて
凝固剤入りの防災用トイレは役に立つ
◇避難所で過ごすメリット
・情報が入る。
・保健師らに(体調などを)相談するチャンスが。
・不安を話し合える相手がいる。
◇デメリット
・災害即日現れる、泥棒に気を付けろ!
・ペットがいると難しい。
◇被災者が最も困ったこと
災害ゴミの問題(備えようがない)
◇固い床で過ごす、避難所暮らしの「体調」の
ために備えるおススメは、エアーベッド。
◇「常総オリジナル防災セット」は、
食糧ではなくトイレと電源に重点を置いた。
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横田さんは、現存の福祉避難所について
次のように言及。
「たとえ難病や障害者、高齢者であっても
自らの力で行かなくてはならないという点で
"機能することは、ない"」
「(ハンデがあると)一次避難所に行くことさえ難しい
のではないか」
そのためにも「福祉避難所を変えたい」という横田さんの
言葉に胸を突かれる思いでした。
4回に渡る「難病と災害」は今回が最終回。
読んで下さりありがとうございました。
ゆうこ新聞は難病や障害を持って被災することに関して、
これからも勉強していくと決めました。
きっかけを下さった、難病カフェ・アミーゴさんに
あらためて心より感謝申し上げます。