ステロイドは、まさに「最強の薬」だった。
少なくとも、当時の私にはそう思えた。
痛みで、自分の身体も洗えず、冷蔵庫を開けることも出来なかったのが
ステロイドを服用してまもなく、どんどん出来るようになった。
仕事にも復帰した。
疲れやすく、明らかに今までとは違う身体だというのを実感したけれど、
見た目はとても「難病患者」には見えない位にまで回復した。
二年とちょっとの間、少量のステロイドその他の薬を飲んでいるというだけで
普通の人とあまり変わらない生活を送ることが出来た。
「このまんま、治るんじゃ〜ん?SLE完治の世界第一号になるんだハハハっ」
こんなことを言って、ヘラヘラ笑っていた。
会社でもプライベートでも、最高の仲間に恵まれ毎日が楽しかった。
「普通の身体ではないので、なるべくゆっくりと過ごして下さい。
疲れないように、注意して下さい」
と、病院で何度も言われていた言葉も、そんな重要じゃないというか、
病気を持った人、誰にでも言うセリフだ位にしか思っていなかった気がする。
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投稿日 2010-11-05 12:47
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2010-11-07 06:45
ワオ!と言っているユーザー