ピート・ロックは10代の頃からマーリー・マールのラジオ番組(WBLSが放送していた"In Control With Marley Marl")に出演するなど、早い段階から音楽の才能を開花させていた。そんな彼は1991年、21歳のとき、二歳年上の友人Corey Penn (後のC.L. Smooth) と共に、レコード会社の Elektra と契約を結ぶ。その後、二人はデュオの名前を Pete Rock & C.L. Smooth と改め、デビューアルバムから成功を収め続け、ヒップホップの歴史に伝説を残した。ピート・ロックは、特にそのジャズ色の濃いトラックが日本でも人気が高く、ヒップホップ最高のプロデューサーとしてピート・ロックの名を挙げる人も多い。