おやすみ
7月
3日
このまま
起きることがなくても良いか
なんて思っちゃいけない気持ちより
すべて真っ黒になって良いという気持ちが
くるくると回り始める
気がなくなってしまうことの恐怖より
脳は甘いクリームを味わいながら
幸せだったかどうかも曖昧になって
目が覚めた先の面倒から
遠く遠く
どこまでも遠く寂しさのない
孤独の果てに行きたくなっている
わからないから怖いというが
もうわからなくても怖くなくて
やり切っただろう幻想を枕に
もう良いんじゃないか
もうこの辺で良いんじゃないかと
充実がこんなところで
にょきにょきと芽を出すのだから
口は緩んでよだれが垂れているのだろう
喜びもなく苦痛もないこの状態から
このまま行ってしまおう