映画を観終わった時 希望を持ったり、憂鬱になったり 製作側でなく与えられている立場に 悔しいと思ったり 色んな感情が日常に混ざり込む 僕は詩を書くことから離れたい時がある そんな時にはたいてい映画を観る タブレットでビデオを 詩は書かずにいられないから 書けなくなるという心配はない 集中するとどっと疲れてしまうから 息抜きのつもりで映画を観るが 大勢の魂が入った作品からは 刺さるメッセージの強さにやられてしまう 詩を書くことは自営業みたいで ハングリーだけど多少の自由はある 意見の食い違いなどの煩わしさはなく 孤独な作業は楽しいと厳しいがある 所詮ひとりの僕はまた詩を書く 映画の誘導的な強引さの真逆も行きたい 自由さだけは揺るぎなく 表現できるのが詩なのだから そこがとても好きだ